グレイズ・アナトミー12 第12話 次なる未来へ

Grey's Anatomy 12 
#12 My Next Life


ジョーは着替えるためにたんすをあさっていたときに、アレックスがプレゼントしようとした
婚約指輪を見つけて複雑な気分になってしまう。病院に出勤したメレディスは、
自分がインターンとしてシアトルグレイスに勤め始めた初日に、
デレクと一緒にオペをした患者ケイティ(スカイラー・シェイ)が搬送されてくる。
デレクは当時動脈瘤のオペをしたのだが、11年たった今回も、
脳に巨大な動脈瘤ができていたのだった。脳動脈瘤ということで、
アメリアが担当となるのだが、アメリアはプレッシャーを感じていた…。

パイロット版の患者の再登場とは、なかなか面白い演出でした。
カルテの写真に記載されていたD. ShepherdにA. Shepherdの新しい資料が加わる。
こんな大変な病気でまた彼女が運ばれてこないことを祈るばかりですが、
これはこじれていたメレディスとアメリアの橋渡しとなったのではないかな。
この二人、性格もだいぶ違うので、あわないのは仕方ないと思うんですよね。
お互いにあまり相手に合わせるということもしないし。でもやっぱり家族だから。

うまくいったアメリアのオペと対比するかのように、メレディスの患者、
ダフネ(メレディス・サレンジャー)はダメでした。
こちらのエピソードはなんとも切なくて。結局ダフネは、
息子に拒絶されるかもという恐怖によって、時を先延ばしにしていたせいで、
もう一度彼と会い、話をする機会を永遠に失うことになってしまった。
家族ってやっぱり特別なもの。悔やんでも悔やみきれないこともある。
彼女のことがあったから、メレディスの気持ちも動いたのかもしれない。

ネイサンとオーウェンの妹を挟んでの確執。
これ、ほかにもまだいろいろあるのだろうけれど、今回の話だけを聞いて判断すれば、
ネイサンは悪くないような気がする。もちろんオーウェンが責めたい気持ちはわかるけど、
不可抗力でもあったし、病院への患者の付添を譲っただけで、
ネイサンには落ち度があったとはとても思えないからだ。
物事にはそれぞれの側の言い分があるので、まだ語られていない真実もあるのでしょうが、
もう少し様子を見てみないとわからないですね。

エイプリル、離婚のことはショックではあっても、赤ちゃんのことがあって、
気持ちは沈んでいない様子。まだ初期だし、安定期にも入っていないから、
言わないでいる口実はあると思うのですが、ジャクソンも医者である以上、
そう遠くないうちに気が付くときは来るはず。アレックスの言う通り、
ばれる前に自分の口から伝えたほうがいいと思いますが、どうするのだろう。
一番最悪なのは、他人の口からジャクソンが知ってしまうこと。
下手をしたら、そのせいでさらにもめて、エイプリルの体調が悪くなるかも。
前のことがあったからこそ、今度は無事に生まれてくるといいけれど、
その前にまだ一波乱ありそうです。

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Major Crimes 重大犯罪課4 第15話 転落した人生

Major Crimes 4
#15 The Jumping Off Point


クリスマス近いある日、駐車場の4階から男が墜落死する。最初は自殺かと思われたが、
死体の爪に抵抗の跡があり、4階に残っていた車のボンネットの上に、
遺体と合致する痕跡が認められたため、殺人であると認定される。
死体はカイル・ギラン(ジャック・デピュー)、ワイルドカイル95の愛称で、
ネット上で男娼のようなことをして金を稼いでいたとわかり、
チームはカイルにプレゼントをしていた「ファン」のリストを取り寄せる。
その中には売り出し中のヒップホップ歌手グレイ(RJ・ウォーカー)がいた…。

今回の犯人、エリック(イアン・リード・ケスラー)の悪さ。
なんだろう。悪質という言葉では言い表せない冷たさを感じる。
人を人とも思わないふるまいというより、なんでもない顔をして、
こういうことをできてしまうということが怖いのかな。
身勝手なんだけど、それってまだ人間的な温度を感じる。
でも、エリックはもっと冷たい何かだった。

被害者のカイルに問題がなかったとは言わない。
でも、彼には人間的温度があった。親との間にいざこざがありはしたものの、
グレイとの関係は本物だったように思うし、それによって、
エリックとの関係を解消しようとしていたというのは、彼が真剣だった証拠。
更生するという言葉が正しいかはわからないけど、
少なくともまともに生きようとしていた人の可能性を摘んでしまったのは確か。
シャロンじゃないけど、エリックにレイプ容疑も背負わせられなかったのは、
痛恨であるように感じました。

今回、ラスティはあまり絡んでいなかったけれど、
誰も何も言っていないながら、シャロンの頭の中には、
ラスティの姿が少しダブって見えたんじゃないかなと思う。
(少なくとも私にはダブって見えた)
ストローだけでなく、エリックみたいな悪人をひとりでも多く捕まえられるといい。

そしてそのラスティ、スライダーがなんだか変わってきましたけど、
これはどういう影響を今後与えることになるのだろうか。
刑務所を訪れたラスティにスライダーが話していたことを聞いて思ったのは、
今まで突っ張ってそんな様子を見せないではいたけれど、
彼はとても孤独だったんだと思う。もちろんそれで罪が帳消しになるわけではないけど…。
なんだか複雑です。

フリンはやっと退院ですね。このエピソードの中で、唯一のおもしろみが、
彼についていた看護師? か理学療法士? の方。
いいようにフリンを連れまわしているやり取りがよかったです。
そしてプロベンザも…! このシーズンはハッピーに終わるかしら。
でも、前のシーズン最後に逃げたストローはまだ姿を現していないので、
それも音沙汰ないで終わるとは思えず。アリス=マリアナの裁判にも、
まだ不安は残っています。

グレイズ・アナトミー12 第11話 巻き戻せない時間

Grey's Anatomy 12 
#11 Unbreak My Heart


ジャクソンは長くみていた顔をやけどした女性タチアナの付添人として、
結婚式に出ることに。だが、自身のエイプリルとの結婚は破れてしまう。
ジャクソンは初めてマーシーウエストの研修医として出会った頃や、
シアトルグレイスに移ってきてからの病院内での銃撃事件、
二人の結婚やサミュエルを亡くしたときのことを思い出す…。

こんなにいろいろなことがあったエイプリルとジャクソン。
どうにかならないかと期待していたけれど、結局離婚となってしまったんですね…。
シーズンの途中から参加したふたりですから、メレディスたちのように、
彼らが研修医だった頃のことを視聴者である私たちは知りませんが、
10数年を二人は同僚として過ごしてきたわけですよね。
こみ上げる思いはどれだけだったことだろう。

エイプリルの結婚式で、「卒業」よろしくジャクソンが彼女を連れ去ったときのことも、
振り返りの中に入っていました。このときのエイプリルは本当にきれいだった。
まさにこのときがふたりの幸せの絶頂だったのかな。
彼女が別の男が結婚してしまうというその瞬間にやっと、
エイプリルのことを愛していると認めることができたジャクソン。
手遅れになるぎりぎりまで、あのときも気が付かなかったんですよね。
今回の離婚についても、これから彼は自分の気持ちに気が付くのだろうか。

結局のところ、この結論に至るには、さまざまな原因があったわけで、
どちらか片方の責に帰するところではなかったと思います。
ただ、それぞれの傷の癒し方に違いがあったこと、
そしてなんというか、これが本当に意外と決定的だったのかなと思うのが、
タイミングのずれ。タイミングって自分たちでは操れないものだけれども、
実は大きな作用を持つ力。私はエイプリルのような宗教観はなく、
その意味ではジャクソンの考え方に近いけれど、「時間」の持つ、
圧倒的な力と作用については、神のものに近いのかもしれないと思う。

ふたりが壊れてしまう原因の大きなひとつとなった赤ちゃんのこと。
別れることが決まったあとで、また妊娠しているとわかりました。
このことが及ぼす影はどんなものになるのだろう。
離婚届にサインをした時点で、エイプリルは心の痛みをおして、
関係を断ち切ることに合意をしたのだから、妊娠をえさにして、
ジャクソンを取り戻そうとすることはないだろうと思うけれど、
摩擦は間違いなく起きますよね。離婚の了承をする前にわからなかったのは、
せめてもの救いだと思う。「子は鎹」のような形での目をつぶっての結婚生活の継続は、
ふたりにとっていいものではなかっただろうと思うから。
もしふたりがもう一度お互いをその腕に抱きしめるのなら、
それが必然なのだと、お互いがわかるといいなと思います。

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Major Crimes 重大犯罪課4 第14話 あるブローカーの死

Major Crimes 4
#14 Taking the Fall


感謝祭を迎える前、ストックブローカーのトム・パーマーが自宅前で撲殺される。
その数日前に、トムとパーマー夫人(ブルック・ネヴィン)が暴行されており、
その事件と関連しているのではないかと思われた。チームはパーマー夫人を呼び、
話を聞くのだが、彼女は混乱していて記憶がはっきりしないという。
捜査を進めるうちに、トムの元同僚のジョーダン(タマラ・メロ)が上がり、
怨恨の筋を調べることに。一方、自宅でラスティのスライダーへのインタビューを
見ていたフリンは、バスルームで倒れてしまう…。

この事件、なんだかとても複雑な気持ちになりました。
被害者に同情するかといえば、まったくそんな気持ちにはなれないし、
今回のことがなくても、どこかでこの男には鉄槌が下った気がする。
とはいえ、奥さんが気の毒だとは思いながらも、彼女の中で罪のなすり付けや、
お金の算段とか、したたかな計算がしっかり働いていたことを思うと、
これもまたなんともいえない。

証券フロントは太く短く稼ぐ人たちなので、性格も荒い人が多いし、
人を蹴落としてでも自分が前に進むタイプの人が実際お金を稼いでくるので、
今回のトムみたいな人は、けして珍しいとは思わない。
(手を挙げての暴力を振るう人がそこまで多いとは思わないけれども)
ただ、そのお金を魅力として、群がる女性が多いのも事実として知っています。
実際、私が外資証券で働いていたとき、外国人の証券フロント男性をつかまえようと、
毎晩のように六本木のクラブに繰り出すあさましい女性を何人も見てきたし、
彼女たちのえげつない会話も漏れ聞いたことがあります。
なので、このパーマー夫人も、夫の暴力に耐えていたのは、
彼の財力によって、専業主婦でいられることに魅力があったからなのだと思う。

そうやって総合して考えると、女を殴るような男はクズとして、トムは自業自得。
で、その夫人はというと…。働いて自分でお金を稼いで自立してる人間からすれば、
なんでさっさと離婚して、自分で働かなかったのかなと思う。
冷たいようだけど、結局楽してお金をもらい、いい生活をすること、
それが彼女の目的だった以上、こちらも自業自得だったのかなと感じてしまう。
もちろん主婦の人には主婦の人なりの大変さがあるのだろうとは思うけれど、
自分が大黒柱として、ガッツリ本気で仕事をしてきた人間の気持ちやつらさは、
働いたことがない人や腰掛でしか仕事をしたことのない人にはには永遠にわからないのだと思う。
一抹の哀れさは感じるんですけどね。でもそれも自分の足で立とうとしなかった
つけが回ってきたのかなというふうにも見える。

フリンは大丈夫ですかね。まあ手術で死ぬことはないと思っていますが、
いきなり倒れて、頭から血が止まらないとか、さすがにびっくりします。
あのときたまたまラスティが一緒にいてよかったですよね。
大学とかで家にいなかったら、手遅れになっていた可能性もあるわけで。
そういう意味では、彼は運が強かったのかな。
でも、このことによって、お互いの存在の意義を知った様子の二人。
急展開もありえますかね。それはないかな。どうだろう。
I love youをいえる相手であることを実感したのは、大きかったんじゃないのかな。
ふたりの関係性の発展も気になります。

グレイズ・アナトミー12 第10話 隣を見れば

Grey's Anatomy 12 
#10 All I Want Is You


メレディスはルーに襲われた事故の後、セラピーセッションを受けることを命じられる。
義務としてセラピーを受けることにしたメレディスだが、その必要性を感じておらず、
周りの同僚外科医たちの話をすることが多かった。アレックスは軟骨腫瘍を
患った10代の患者マヤ(サマンサ・イスラ)を担当することになるのだが、
アレックスが提案した安全な方法はマヤの意に添わず、担当医を外されてしまう。
ネイサンを受け入れようとしないオーウェンは、その理由を話そうとしないが、
ベイリーはエイプリルにふたりをペアにするよう命じつづける。
オーウェンはただ腹を立てるばかりで、ネイサンを拒否するのだが、
救急車が爆発する事故が起き、負傷者のオペでふたりは力を合わせることになり…。

セラピーの効力って、日本では軽視されがちですが、本当に優秀なセラピストであれば、
本人が気づいていない問題や、ものの見方に対して気づきを与えるもので、
実際に結構有効なものだと思う。よく知らない相手に対して、
自分をオープンにしなければならないし、それには勇気がいることですが、
心の中にわだかまっていることを吐き出すだけでも楽になるということは、
女性は結構知っていることではないかと思う。

警戒心が人一倍強いメレディスも、セラピーは信じていないほう。
基本、ほとんど自分の話はせずに、同僚たちの話を世間話というか、
ややゴシップに近い形で話していた。それでもこのセラピストは、
その合間に見え隠れするメレディスの心のかけらを、よく拾い集めたなと思う。

孤独には強い。ひとりでいることも平気。なれている。
でも、人といることの心地よさを知ってしまったあなたは、
ひとりでいることはできるけれど、誰かといたくなったのではという、
セラピストの言葉は、なかなか芯をついていたように思う。
もちろん誰でもいいわけではなくて、心を許せる相手である必要があるし、
弱さをさらけ出しても、非難されるのではなどという恐れがあっては、
そういう相手にはならない。でも、彼女がGSMHで育ててきた友情は、
それを補って余りある。いつの間にか相棒が増えたと前回彼女は言っていたが、
心の壁が誰よりも強いメレディスが、よくここまでやってきたなと思う。

私はメレディスみたいな恋愛経験はないけれど、母ひとり子ひとりで育った環境は、
彼女と似たようなものがあって、おひとりさま慣れしていることに関しては、
もしかしたらメレディス以上だと思う。食料と生活費の心配が要らなければ、
何日も人と会わず、話もしなくても大丈夫だったりするし、
心が疲れたときに、その傷の癒し方も、ある程度までは自分でどうにかできる。
でも、やっぱり年を重ねていくうちに、誰かにいてほしいという気持ちが
出てきたなと思う。メレディスには大切な仲間がたくさんいてよかった。

今回、いろいろな二人組(オーウェンとネイサンがいるのでカップルとは書かないでおく)の
姿が描かれましたが、そんなにシーンが多くなかったとはいえど、
やはりメレディスのエピソードだったように感じました。
彼女の傷が(心も体も)癒えてきているのに、ほっとしました。
やっぱりメレディスには、笑顔でいてほしい。彼女のほほえみには、
何か仏に通じるような温かさを最近とみに感じます。応援してる。

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Major Crimes 重大犯罪課4 第13話 リアリティ番組の表と裏

Major Crimes 4
#13 Reality Check


夫婦がタッグを組んで100万ドルの賞金を争うリアリティショーの中で、
2回連続で優勝した嫌われ者の夫婦の妻が撮影中に崖から車で転落死する。
夫は車が崖から落ちる直前に飛び降りたために一命をとりとめる。
生き残った夫チップ(ブライス・ジョンソン)に事情聴取をしようとするが、
広報係だという姉と一緒に病院から逃げてしまう。捜査を進めていくうちに、
残ったもう一組の妻が実は食わせ物で、ほかの参加カップルの夫のほうに、
色仕掛けで失敗を招かせていたとわかる…。

アメリカのリアリティショーってえげつないよねっていう。
私も「プロジェクト・ランウェイ」なんかは楽しんでみてたりしますが、
本当に1シーズンに一人は、人間性を疑いたくなる参加者がいるものだ。
かかっている賞品・賞金が本当に豪華なので、何が何でもとなるのでしょうけど、
これはその最たるものだったってところでしょうか。

個人的にツボだったのは、まだ容体が落ち着かなくて自宅療養中のフリンが、
最初はバカにしていたのに、すっかり番組にはまってみていたところ。
おうちで看病をしていたラスティのほうがよっぽど大人な対応で、
ドリフの「志村、うしろ、うしろ!」を地で行くかのような、
フリンのTVへの掛け声には笑ってしまった。番組内の人間関係を、
Skypeでチームに説明するときも、これは誰でとか説明をするのが、
すっかり堂に入っていた。さすがにここまではシャロンも読めなかったのでしょうが、
今後ふたりでリアリティショーを見たりするようになるのかな。

これまで二回優勝したというコクラン夫妻の感じ悪さだけではなく、
最後まで残ったディッカーフーフ夫妻も相当のものでした。
あれ、間違いなく妻が出ようといって、夫を無理やり連れだしてますね。
いちいちすべての男に媚を売るのも、あれは彼女の素と見た。
コリーン(ブリタニー・イシバシ)は脇で結構よく見るアジア系アメリカ人女優だが、
彼女がHotというのには異議が。ぶりっこはなかなかさまになっていましたが、
そこまでいい女というわけではないと思います。

しかしまあ。プロデューサーが犯人だったんですね。
ほかの夫婦かなと思っていたのですが、最後に彼がブチ切れて、
わけわかんなくなっているのは、ある意味哀れな感じがしました。
こういう番組のプロデュースでは、確かにあまりやりがいを感じなさそう。
もちろん視聴率競争もあるでしょうし、そこに評価もあったりするんでしょうけど、
私が彼の立場だったら、いい番組作ってるって自慢できるものではない気がする。

一方のラスティ。なんだか本当にしっかりしてきたなと思う。
あのスライダーの弁護士が何を考えているのかというのはわからないけど、
たぶん彼が思うほど、ラスティの手をひねるのは簡単ではないと思う。
何かを狙っていそうですけどね。有名になるための手段?
よくわからないけど、彼は要注意な気がする。そしてスライダー。
この人もただの容疑者から、奥行きのあるキャラクターへと変わってきました。
ラスティの調査によって、どんなことがわかっていくのかが気になります。

グレイズ・アナトミー12 第9話 沈黙の先に

Grey's Anatomy 12 
#9 The Sound of Silence


メレディスたちが出勤する途中、ハイウェイで玉突き事故が起きる。現場に居合わせた
メレディス、マギー、アレックスの3人は、そのまま救急車に同乗し病院へ。
大勢の患者が運び込まれてくる中、メレディスは頭を強打した患者、
ルー(ドン・ノーウッド)の担当をすることに。容体を確認して、
脳外科へのコンサルを頼むのだが、メレディスに対するわだかまりを捨てきれない
アメリアは、緊急ではないオーウェンの患者を優先してしまう。
ルーとふたりきりで治療をしていたメレディスだが、その途中に発作が起きて、
ルーはメレディスに大けがを負わせてしまう…。

このエピソード、個人的には好きでした。
音が聞こえない世界。音にあふれた世界で暮らしている人間にとっては、
あまりにも静謐で、ある種の恐怖すら覚えるような世界。
普段は健常者であることを特に何も感じずに生きていますが、
こうして突然聴覚を(一時的にでも)失ってはじめて、
そこに頼って生きていたということがわかる。

声が聞こえない中で、同僚の医師たちがメレディスの顔を覗き込む表情。
それぞれの性格が出ていて、いいなと思いました。
特に感じたのが、アレックスの表情のやさしさ。
S1のころを知っている視聴者にとっては、彼がこんなにやさしくて、
穏やかな顔をするなんて、本当に長い時間がたったんだなと思う。
セリフがなかっただけに、メレディス含め、俳優さんたちの演技が立っていました。

ゆるすこと。
これって人間にとっては永遠の課題なのだと思います。
怒りを抱えたままでは、結局はその怒りは自分自身を蝕んでしまう。
ゆるすことは難しいことだけれど、結局のところそれによって救われるのは、
自分自身なのだろうと思う。恨みを抱いて生きていくのはつらいことだから。
この経験によって、メレディスも変わったように思う。
そしてペニーも。前に進むというのは、どれだけの勇気が必要で、
大きな意味を持つことだろうか。それによって世界は少しだけ広くなるのだと思います。

tag : グレイズ・アナトミー

Major Crimes 重大犯罪課4 第12話 弁護人の思惑

Major Crimes 4
#12 Blackout


妻殺害の容疑で拘留されていたケン・ソング(ティム・チョウ)の公判が始まる。
ケンはあまり記憶がないと言いながらも、妻殺害の自白をしていたが、
弁護人のジャックは、物理的に不可能だったとして、無実を訴える。
ケンの自白や証拠からも、問題なく勝訴できるケースのはずだったが、
ジャックの自信満々な様子に、検証を始める。一方、ラスティは改めて、
スライダーのインタビューに向かうのだが…。

ジャック…。
彼のこずるさというのは、これまでも出てきてはいたのだけど、
実際に弁護士として、仕事をしたときにどういう形でそれが出てくるというのは、
今までわかりませんでした。でもこのエピソードでそれがよく分かった。
なるほどね。こういうやり方をするのか。なんというか。
ばれると思わずにこういうことをするあたりに彼のこざかしさの限界がありますが、
まっすぐで高潔なシャロンが、よく彼と結婚していたなぁと。
まあ天罰は下ったようなので、こんなもんかな。

事件自体は、あまりにも悪びれた様子のないケンがやっていないとは、
まったく考えもしませんでした。ジャックが持ってきたビデオを見たときも、
なんらかの細工をしたもので、間違いないくケンがやったと思っていました。
ところがその後に妹の話も出てきて、殺しはしていなかったとしても、
間違いなくなんらかの形で妻殺しにはかかわっていると思ったのに、
まさかの母親の所業という結末の後味の悪さ。なんともやり切れず。
殺されてしまった彼女が、文字通り以上の被害者だったんだなと実感しました。

フリンの怪我は大丈夫ですかね。ずいぶんと長引いています。
プロベンザが一緒になって隠し立てしているので、実際のところ、
どれほどの怪我なのかがまだわからないのですが、明らかにおかしいです。
脳震とうはないといっていましたが、何かの破片が脳もしくは心臓などに、
散らばってしまったのかなというような体調に見えます。
そう遠くないうちにまた倒れてしまうのではないかと心配です。

そしてラスティ。
もしかしてとは思っていましたが、やっぱりスライダーは文字が読めないのですね。
事件の話はしないといっていましたが、これによって、
何かが変わってきたりしてしまう可能性はあるのでしょうか。
今の日本では基本、識字率100パーセントだと思いますが、
アメリカはどうなのでしょう。日本と違って、公立で行く限りは、
地元の大学まで行っても、ものすごく安い学費で学べるので、意外なのですが。
こちらのストーリーにも、まだこれからツイストがありそうです。

ザ・ホワイトハウス5 第19話 自由貿易の代償

The West Wing 5 #19 Talking Points Directed by Richard Schiff
"He says give that dashing young Ryan..."




自由貿易協定に調印するために、大統領と側近たちはブリュッセルへ向かうことに。
協定を取り決めてきたジョシュは大喜びで、自由貿易は高賃金の雇用を生み出すと、
高らかに言い続けるが、それまでずっと調印に反対していたインドが参加すると知り、
理由を探り出す。大手通信会社で1万7千人のインド人ITプログラマーを雇用すると聞き、
雇用を生み出すはずの協定が、失業を促すことになるとわかり落ち込む。
一方、CJはローカルテレビ局がコングロマリット化していると気付き、
記者たちにネタを提供しようとするのだが…。

ジョシュのやさしさがわかるエピソードでした。
次席補佐官としては、ジョシュは少しナイーブなのかもしれないけれど、
ハートのある政治家って魅力的だと思います。
私はこんなに大きな仕事をしてはいないけれど、採用として長いので、
ジョシュの気持ちに強く共感できました。上の人にとっては、
数字にしか見えなくても、私には人間ひとりひとりの顔が見える。
だからそんなに簡単に割り切れない。でもそれが悪いこととは思わない。
人と関わる仕事だからこそ、そういう気持ちを忘れてはいけないと思う。

職を失う人たちにとっては、結局は同じことかもしれない。
でも、そこに心を痛めている人がいると知ることは、意味がないだろうか。
レオはジョシュが痛みを感じると知っていたから、
あえて彼にこの話をしなかったのかな。レオも政治家として話をしてはいたけど、
ジェドにしても、そこに何も感じていないわけではないですよね。
でも、少しでもいい未来をつかむために、今はできることをするだけ。
それしかできない。

CJはCJで闘っていました。
記者3人を呼んで話をするも、なかなかネタに乗ってこない。
ブリーフィングルームを改造するという力技をやってのけましたが、
こんなふうに自分の信念を貫こうとするCJが好き。
彼氏が今回登場しましたが、すごくやさしくて素敵な人ですね。
しかしパスポートも財布も免許証も忘れてしまうなんて、
よほど彼の家でリラックスしていたのか、忙しさに混乱していたのか。
どっちもですかね。しかし、どうやってソーシャルライフを持ったのだろう。
忙しいのに…。すごいな。関係ないですが、今回珍しく、
CJがカジュアルフェミニンな格好をしていました。いつもはかっちりスーツなのに。
でもかわいい感じで、ああいうスタイリングもいいですね。

ナンシーとフィッツを久しぶりに見ました。
昔、フィッツとレオはシャンプーを変えたのかとか、そんな話をしてたのに、
勲章がないと別人見たいとか、愛は醒めたのでしょうか(笑)。
ナンシーは「ナース・ジャッキー」のアカライタスの印象も最近は強いので、
こうやって久しぶりにTWWで見ると、新鮮な感じがします。
このドラマを見るのは久しぶりなのですが(本当に今更ってくらい古いし)、
「スキャンダル」の世界の腐れたホワイトハウスを見た後でこのドラマを見ると、
心が洗われる思いがする。ああ、もっとこのドラマ見直さなくちゃ。

今回のエピソード、トビー役のリチャード・シフが監督でした。
トビーのシーンは少なかったけれど、スタッフたちの魅力をうまく伝えていたと思います。

tag : ザ・ホワイトハウス

SUITS/スーツ5 第16話 72時間

Suits 5 #16 25th Hour

マイクはハーヴィーや事務所を守るために、自分が2年服役する代わりに、
誰のことも訴追しないという条件で取引に応じることに。
マイクがやろうとしていることに感づいたハーヴィーは検事局に駆け付けるが、
すでにマイクが取引をした後で間に合わなかった。レイチェルはマイクに話を聞き、
自分を信じるようにというアドバイスを聞いてくれなかったマイクに腹を立てる。
ロバート・ゼインはルイスのもとを訪れ、彼を引き抜きたいというのだが…。

これは本当に絶体絶命のピンチですね。
このシーズンの始まり、ハーヴィーがかなり窮地に立った状態で、
精神的にも追い込まれていて、大丈夫かなと心配しながら、
シーズンを見守ってきましたが、それでもこの状況に比べたら、
あのときのピンチなんて、子供の喧嘩みたいなものだった。

マイクが刑務所に入ってしまっては、もはや話が続かないので、
なんらかの方法で彼の取引を無効にするのだろうとは思いますが、
果たしてこの状態で、そんなこと可能なのだろうか。
いや、どうにかするんでしょうけども。どうやって?
これは久々に、なかなかなクリフハンガーであった。

カトリーナ、久しぶりに出てきましたね。
それを見て、そういえばルイスが彼女を呼び戻すとか約束してたっけと、
今更ながら思い出しました。こっちの事務所がてんやわんやだったせいで、
すっかり忘れていました。なるほどねえ、こんなことになるなんて。
ルイスがICレコーダーに口述をする光景は何度も見てきたけど、
それを弟子にしてやられてしまうなんて。カトリーナはルイスにいわれて、
引き下がるのでしょうか。

最後、事務所に出勤したジェシカとルイス、ドナが空っぽのオフィスで、
呆然としている様子が映りましたが、まるで神隠しにあったみたいで。
ここまで誰もいないというのは、なんというか、演出的にしても、
かなり大げさで、むしろリアリティがありませんでした。
例えばグレッチェン。彼女は絶対に出勤すると思いますし、
何度か出てきているITの彼(名前忘れた)。彼は弁護士ではないので、
出てきてもおかしくないと思うんですよね。あと受付とか。
受付なんて、別に弁護士がいくら稼ぐかとか、関係なく、
時給とかで雇われているんでしょうし、顧客がこようがこまいが、
関係なくお給料も払われるのにいないとか、むしろ変。

まあ、そんなことに突っ込んでてもしょうがないのですが、
ニューヨークでも名のある事務所で、ハーヴァード卒の優秀な人材しか雇わないと、
レピュテーションの高い事務所なのに。いくら最近新聞に載った記事があっても、
ここまで人がいなくなるというのは…どうなんでしょう。
愛着があって仕事をしていたのは、メインキャラクターだけだったのかしら。

次のシーズンは、マイクの奪還とともに、事務所の立て直しが課題となりそう。
もし本当にジェシカ、ルイス、ハーヴィーにレイチェルしか、
フロントの弁護士がいなくなるのであれば、事務所も移転しないと、
とてもこの高そうなテナント料は払えなさそうだしね。
まだまだ受難のときは続きそうです。