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ニュースルーム The Newsroom

ニュースルーム Season 1
第1話 アンカーの決断 We Just Decided To
第2話 新生ニュースナイト News Night 2.0
第3話 報道とビジネス The 112th Congress
第4話 噂の真相 I'll Try to Fix You
第5話 ジャーナリストの条件 Amen
第6話 暴走する正義 Bullies
第7話 5月1日 5/1
第8話 内部告発 The Blackout, Part 1: Tragedy Porn
第9話 置き去りの夢 The Blackout Part II: Mock Debate
第10話 世界一偉大な理由 The Greater Fool

ニュースルーム Season 2
第1話 見えない敵 First Thing We Do, Let's Kill All the Lawyers
第2話 アンカーのいない日 The Genoa Tip
第3話 プレスバスの掟 Willie Pete
第4話 予期せぬ結末 Unintended Consequences
第5話 ニュースナイトの裏側 News Night With Will McAvoy
第6話 禁断の一歩 One Step Too Many
第7話 ジェノアの真実 Red Team III
第8話 絶体絶命 Election Night: Part I
第9話 新たな誓い Election Night: Part II

ニュースルーム Season 3
第1話 ボストンの悲劇 Boston
第2話 越えた一線 Run
第3話 大いなる誤算 Main Justice
第4話 決別の日 Contempt
第5話 涙の道 Oh Shenandoah
第6話 ドン・キホーテの遺志 What Kind of Day Has It Been

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ニュースルーム3 第6話 ドン・キホーテの遺志

The Newsroom 3 #6 What Kind of Day Has It Been

チャーリーの葬儀が行われることになり、ACNのスタッフたちはみな式に参加する。
オーナーではなくなったレオナも式に参列し、マケンジーに自分の気持ちを吐露する。
スローンとドンは、葬儀の後、埋葬のために墓地へと向かう車の中で、
ウィルにチャーリーが倒れた日に、何があったのかを説明するのだが、
彼からはいってほしい慰めの言葉はもらえずにいた。葬儀のセレモニーの間中、
それぞれのシニアスタッフたちは、この3年間とチャーリーとの思い出を心に浮かべ、
振り返るのだが…。

「ニュースルーム」のファイナルエピソード。これで終わりです。
内容も難しかったですし、社会的な問題もたくさん盛り込まれていたので、
好き嫌いは大きく分かれるところだとは思いますが、私は好きでした。
実はblog友人のatsumiさんが、このドラマの終わりのほうで、
クリエイターのソーキンが脚本のことやライターのことで、
かなりバッシングを受けていたということを教えてくださったのですが、
その点については、最後まですべてのエピソードを見たあとで読み返しても、
そこまで問題がある内容だったようには、(私には)思えませんでした。
もちろん人それぞれの見方があるので、そういうふうに感じる方もいるのねと、
そうは思いましたが、この作品がそういった発言によって、
穢されるようなものであるとは、私には思えませんでした。

このふたつ前のエピソード、S3-4「決別の日」のときにも同じことを書いたのですが、
このフィナーレ、とてもソーキンの特徴が際立つエピソードでした。
原題である"What Kind of Day Has It Been"というのは、
実は「ザ・ホワイトハウス」のS1フィナーレである「凶弾」と同じものです。
そして、エピソードの中で使われている手法もとても似ていました。
フラッシュバックを多用したエピソードで、チャーリーへの思いに寄せて、
3年前に起きたことを、一部はパイロット版で実際に見せたシーンを、
一部は新しくアドされたシーンを加えながら、彼らの歩んできた歴史を、
視聴者が一緒にたどれるように、計算されて作られていました。
そして、シナリオが緻密に計算されて作られているものだとわかっていながらも、
やはり胸にこみ上げるものが変わらないのも、ソーキンのすごさだと思います。

どんな作品でも、ライターやクリエイターたちは、喜びや悲しみといった、
心を動かす何かを計算してストーリーを紡いでいくわけですが、
その技術が拙いと、あざとく見えてしまったり、伝わってこなかったり、
何も感じなかったりすることがある。その計算を理解したうえでなお、
心に訴えるものがあるのは、大きな力なのかなと思う。

ニュースの在り方とはなんなのか。ずっと掲げられてきた議題です。
今回、最後のエピソードにあたり、"calling"という言葉が使われていました。
私は自分が語るときには、使命という言葉をずっと使ってきましたが、
このcallingという言葉には、はっとさせられるものがありました。
英和辞典でひくと、天職や神のお召といった訳され方をしています。
神からのお告げという言葉を使ったほうが近いでしょうか。ジャーナリストとは、
まわりに流されず、真実を伝えるという、ニュースの使命を、
心に受け止め、真摯に向き合う人。それはやりなさいと言われるものではなく、
自分の内側から湧き上がってくるもの。そういうことなのだろうと思います。

ニールがやっと戻ってきました。そして彼がブリーをはじめとする、
ACNデジタルのスタッフたちにいった言葉は、まさにそれでした。
You embarrass me.
かなりきつい言葉でしたが、淡々と告げるその声はジャーナリストのものでした。

詳しくはわからないのですが、本来であれば、もっと続けたかった作品なのだと思います。
ジェノアのことは、このシーズン、少しふれられただけでさらりと流されていましたし、
ジェノアの裁判がどうなったのかについては、何も回答がないままでした。
また、プルイットがあれだけの押し付けをしてきていたのにもかかわらず、
あっさりとレオナの言葉を受け入れ、マックを社長として据えたのも、
6話で終わらなければならない大人の事情が見えてしまったのが残念でした。
もうあと3話あれば、もっとクオリティ高く(これでもかなり高いですが)、
今までのエピソードの回収ができただろうに、もったいない感じはしました。

マギーがDCに行くことにしたのは、いいことだと思います。
このことについても、女性蔑視なのではという意見が出ていましたが、そうでしょうか。
ジムが推薦したからDCの仕事があり、彼が昇格させるから、NYでシニアPになれる。
マギーはそんなお飾りの存在ではなかったと思います。DCの仕事については、
まだ面接に呼ばれただけで、「きっと受かる」とジムもスローンも言ってはいましたが、
それは友人としてのサポートとしての言葉でしかありません。
ほかの候補者に交じって面接をし、オファーを勝ち取らなければ、
その仕事はマギーのものにはならないわけで、そういう捉え方をするのも、
もちろんその人の自由ですが、何か足枷を私は感じてしまいます。

ともあれ。
いろいろな意見をかもしたということは、やはりそれなりの議論を呼ぶべき、
内容があったということなので、それこそがこのドラマの真髄だったのかなと。
いいショーだったと思いますし、私は好きでした。
また彼の作品を遠くない未来に見れればと思っています。
ありがとうございました。

ニュースルーム3 第5話 涙の道

The Newsroom 3 #5 Oh Shenandoah

ウィルが法廷侮辱罪で刑務所に入れられてから52日。プルイットが新社長となったACNは、
視聴率を第一と掲げ、視聴者の「発信」する新たなニュースを放送していたが、
プロデューサーのマッケンジーやドン、レポーターのスローンは不満がたまる一方だった。
今までのACNであれば、絶対に放送しなかったような内容を報道せざるを得ず、
チャーリーにやりたくないと訴えると、とにかくプルイットのいうように、
放送しろという一方的な命令が下るばかり。学内での性的暴力が問題となり、
プリンストン大学で起きたとされるレイプ事件の被害者と加害者を、
一緒に番組に呼ぶように命令されたドンは、被害者の女学生に会いに行くのだが…。

するっと50何日も通り過ぎましたね。
ウィルは短気な部分はあるものの、基本的にはとても思慮深く、
慎重な人なので、独房の中でひとり時間を過ごすうちに、
看取れなかった父親との対話をしていたのでしょうか。
前のシーズンで、マックが後悔をするから電話をしろとずっと言っていましたが、
結局ふたりの和解はならず、その埋め合わせを今心の中でしているのでしょうか。
女である私には、父と息子というものはよくわかりませんが、
母と娘の間にあるいろいろなことを考えても、やはり父と息子の間にも、
他人には測れない様々な思いがあふれているのだと思います。
今回の収監で、ウィルが以前伝えられなかった自分の思いを、
どこかで消化できたならいいなと思います。

この会えなかった52日の間に、チャーリーが亡くなってしまったことは、
深い影をウィルの心に射すのでしょう。父親のことに整理を付けられたかと思ったら、
自分の友であり、同志であり、兄であり、父であるチャーリーを失った。
しかも、彼が一番つらかったであろう大変な時に、自分がいなかった。
これがウィルにとって、一番の大きな打撃になるのではないかと思います。

私たちの知っているチャーリーだったら、プルイットの横暴に屈したはずがないのに、
こうべを垂れていたというところに、何かこちらには見せていない、
プルイットからの圧力があったのではないかと思います。もしいうとおりにしなければ、
社員を全員首にするだとか。彼は脅されたのが自分のことであれば、
闘っただろうと思うので、きっと部下のことで何か圧力を受けていたのだと思う。
果たしてそれがフィナーレで表に出るのかどうかはわかりませんが、
チャーリーが亡くなった今、彼に対してウィルができる唯一の餞は、
彼が一番やりたがっていたニュースを流すこと。ウィルがどう戦うのか、
シーズンフィナーレが気になります。

ドンが話をしていたレイプ被害者の女の子。
彼女の声は正しい形で届くのだろうか。結局チャーリーがこうなってしまったことで、
果たしてプルイットの「レイプ企画」がどうなるのかはわからないけれど、もしやれば、
加害者側と被害者側、双方にとって阿鼻叫喚の公開処刑になってしまう気がします。
特に被害者である女性にとっては、彼女の尊厳を傷つけるような、
ひどい中傷が正面を切って行われることになるでしょうし、
顔が出てしまったら、スーパーで買い物をすることすら恐れるような、
ひどい事態が起きることが予測されるので、ドンが彼女を止めたのは、
冷静かつ人間的な判断だったと思います。

スローンがニールの一時的後任のブリーをやり込めていましたが、
アプリの話はともかくとして、プルイットがやろうとしている「ニュース」は、
もはや「ニュース」ではなく、オンライン井戸端会議だという事実を、
視聴者の前に突きつけることになりました。参加型ニュース(といっていいのか)を、
肯定的にとらえていた人には、スローンの態度は生意気に映るでしょうし、
ACNのかつての姿に共感を覚えていた人にとっては、ほっとする言葉だったと思います。
局の生放送中に、自分の局を公開非難したということで、
スローンのコメントは(番組世界の)オンラインを騒がせることでしょう。
それに対して、ジャーナリズムの良心はどんな回答を出すのか。

そしてやっと互いの手を取ることができたジムとマギー。
長くかかりましたね。今回のエピソード、マギーがジムをたきつけているところを見て、
かつてドナがジョシュに、ジョーイにモーションをかけるべきだと、
プッシュしていたシーン
を思い出していたので、長くかかったけれど、
それでも二人がお互いに素直になれてよかったのかなと思います。
ハリーやジャックは、二人ともいい人なだけに気の毒だなという気はしますが…。
こればかりは、全員の顔を立てられないこともあるので、仕方ないかな。

さて。次回はついにフィナーレ。
チャーリーの意思を胸に、ウィルやマックたちがこれからどう闘っていくのか。
立ち上がった先にある景色を楽しみにしています。

ニュースルーム3 第4話 決別の日

The Newsroom 3 #4 Contempt

ACNの買い手プルイット(B.J.ノヴァック)と会うためにウィルは夕食会へ出席する。
みなと歓談していたウィルのもとにFBIからの召喚状が届き、ウィルは出廷することに。
パーティーの席でプルイットと話をしていたチャーリーは、ニュースの定義を脅かす、
将来のプランを聞き、彼は正しい買い手ではないと激しい反発を覚える。
これまでウィルやマッケンジーがやろうとしてきた、真実を伝えるという使命を、
ネットやツイッターを経由した、誰もがレポーターとして扱われるという形に、
ニュースを変えていくのだというプルイットの言葉を聞いて、
チャーリーはスローンにほかの買い手はいないかと相談をするのだが…。

このエピソードはとてもソーキンらしい味付けがされていました。
特にエンディングの「アヴェ・マリア」が静かに流れる中で行われた式は、
美しくも厳かで、結婚というのはやはり神聖なものだと思わされました。
この「アヴェ・マリア」はスペイン語だったのかな? わかりませんでしたが、
とてもやわらかい響きで、楽器もクラリネットに弦のみという、
アコースティックな組み合わせで、とてもやさしかったです。

大陪審での展開は、半分はウィルとレベッカの予想通り、
しかし、ウィルが実際に収監されるという、想定外のことも起りました。
判事が口にしていたように、ウィルは名前の通り意志が固いので、
果たしてこれから、どのくらいの長い戦いが続くのか。
ドラマとしては2話しか残っていないので、ある程度のところで、
結末はつくのだろうとは思いますが、国家の威信もそこにはあるので、
どのような終わり方になるのかは気になるところです。

そもそものトラブルの種となったニュース自体は、ACNで流すことができなくなり、
ドンの恩師だというAPの記者のもとへネタが届けられることになった。
これが実際に報道されたら、ウィルが収監される意味もなくなるので、
そこが物語のターニングポイントとなるのかなと思っています。

ハリーがアクセスカードを返していなかったことには本当にびっくりしました。
アメリカの会社で、しかもニュースという機密性の高い部署にいて、
懲戒解雇になった社員からアクセスカードを取り上げなかったということに、
そして、ハリーがカードを返していないということに誰も気づいておらず、
退職となった社員のアクセスカードのアクセス権を停止していないということにも。
実際、こうやって誰のエスコートもなく、勝手に夜中に会社に入ってこれて、
もし誰もそこにいなければ、会社にある機密情報をいくらでも持ち出せる。
この辺は現実的にはあり得ない話だと思います。
人事部のワイアットとドンとスローンのやり取りもそうですね。
こちらはむしろほほえましかったですが、人事部はこんなことしてるほど、
実際は暇はないです。まあ、その辺はユーモアということで。

プルイットがACNの正式なオーナーとなりました。
彼の言う次世代型のニュースには、私はあまり興味がありません。
世間一般の人はどうなのかな。自分もニュースを発信できると思って、
喜ぶ人もいるのだろうと思いますが、そういった素人レポーターの書いたことが、
どのくらい信用できるのかと言ったら、基本信用できないので、
もし私だったら、もはやそんなニュースは見ないだろうと思います。

今の時代は誰もがつながろうとする時代で、確かにニュース番組でも、
LINEやツイッターで視聴者の意見をもらい、その場で画面上で流すという手法が、
まま見られますが、あれ、見て本当に面白いとか、参考にしてる人っているのだろうか。
もちろん地に足の着いた普通の人たちの意見は大切だと思うけれど、
それが匿名で無責任に発信できる状態になった時点で、彼らの意見は、
重みをもたなくなってしまうという気がする。それに対する回答は、
物語の最後でどのように出されるのか。残り2話の緊迫の展開が気になります。

ニュースルーム3 第3話 大いなる誤算

The Newsroom 3 #3 Main Justice

ニールは局から逃げるが、FBIはニュースルームにあるすべてのハードドライブの
差し押さえのためにACNに乗り込んでくる。チャーリーはスタッフに指示し、
LAの局からニュース速報で不当な捜査を生放送で流すというブラフで、
FBIとの休戦をとりつける。マギーは環境保護庁の次官から得たレポートを、
報道するためのサポートをしてほしいとジムに頼む。
一方、ブレアとランディの双子に渡す資金を得るために、レオナとリースは、
チャーリーと協力し、資金を持っていそうな人物を探すのだが…。

ジムとハリーの中には暗雲が。
ジムがいっているハリーに対する言葉は理解ができます。
ハリーはいい子だと思うけど、ACNを首になるきっかけとなってしまったツイートは、
悪意に満ちていた。たとえそれが一瞬の判断ミスだったとしても、
表に出してもいいことといけないことの区別がつかなかったというのは、
非常に危険な感じがします。そしてハリーが100回ACNに恨みはないといっても、
PVが関係している以上、私がジムでも止めただろうと思います。
この二人の関係がどうなるかはわかりませんが、まずくなってしまった場合、
余計に心配になりますね。あとはハリーの良心を信じるだけです。

ゲイリーはこれまでサブとして出てきていましたが、今回のエピはびっくり。
色男キャラだったんですね。いや、別にルックスは普通にいいと思いますが、
そんなに局の何人もの女の子と(同時ではないにしろ)デートしていたとは。
それに絡んで新しい人事部長が出てきていましたが、
ドンとスローンはどうするのかな。かなり彼に振り回されていますよね。
せっかく二人が結ばれたのに、別の支局に移されることになったら、
付き合い続けるのも、結婚するのも難しくなってしまう。大丈夫かな。

マギーが持ってきたEPAのスクープですが、リチャードの悲観ぶりには驚きでした。
いや、あのレポートの内容を考えた場合に、わかるんですが、
あそこまでまっすぐに投げつけられると、なんて答えたらいいのか。
いつもインタビューではコントロールをしているウィルなのですが、
今回ばかりはリチャードの暴走についていけず、しばらくどうにかしようと
健闘するものの、結局ぶちっと切ってしまいました。
ウィルにも苦手があるんだなと、少しおもしろかったです。

ニールのほうの事件は、どんどん大きな話になってきて、
一体あと3回でどんな着地点に持っていくのか。ついに大陪審まで出てきて、
宣誓のもとで証言を行うとなると、下手なことは何も言えない。
ウィルは以前検事だったという過去があるので、それを生かした設定だと思いますが、
ここまで窮地に追い詰められて、果たしてどのような起死回生プランがあるのか。
ウィルがFBIの担当者をやり込めたシーンはなかなかに痛快でしたが、
これが時限爆弾へのスイッチでなかったことを望むばかりです。

最後に、マギーの成長について。
彼女はこのドラマが始まったときは本当にまだ甘ちゃんで、
ナイーブなフレッシャーだったと思います。それがS2でアフリカを体験し、
そのつらさを糧に成長した。そしてこのシーズンになって、
今回のEPAのレポートといい、彼女が一歩ずつ、つらい思いをしながらでも、
前に進んでおり、その中から学んでいるというのが見えるのが、
見ていてとてもうれしい気持ちになります。彼女にはこれからも、
前を向いてがんばってほしいです。

ニュースルーム3 第2話 越えた一線

The Newsroom 3 #2 Run

スローンからの情報で、異母妹弟が敵対的買収をしかけていると知ったリースは、双子のブレア(キャット・デニングス)とランディ(クリストファー・ニコラス・スミス)をACNに呼び出し、話をすることに。だが、チャーリーも参加して話を進めるも、二人とも全くいうことを聞こうとしない。
一方、マギーはボストンの報道からの帰り道、電車の中で環境保護庁の次官、リチャード(ポール・リーバーステイン)が同じ列車に乗っているのに気づく。彼がしきりに電話で話している内容を知ろうと、マギーは席をうつり、そばに座っていたジャック(ジミー・シンプソン)という乗客の助けを借りようとするのだが…。

今回は本当に問題が山積みで、息苦しい展開でした。
ニールの犯してしまった罪について、レベッカも含めて話し合いが行われますが、
平行線が続くばかり。政府の機密情報ということだけではなくて、
やはりジェノアのことが深く陰を落としているように思えました。

さすが元検事というか、ウィルは冷静に事の次第を見守りながら、
ニールをとりあえず逃がすことに成功しました。
ただ果たして、これが正解となるのかどうか。どうにも雲行きがよろしくないと、
ウィルは判断して、物事がどうにかうまくいくように、
まずは時間を稼ぐために彼を逃がした。悪意がないというのが、
必ずしもいいこととは限らないのですが、それでも今回のことについては、
ニールは本当に悪意がなかった。彼に不必要な重い罪が課せられないことを、
まずはウィルを信じて祈るばかりです。

敵対的買収については、いったんは待ったをかけられましたが、
40億ドルという現金をどうやって用意するのか。メディア会社なので、
お金はあると思うのですが、キャッシュでというのが肝ですよね。
1億ドルだって途方もない金額なのに、これだけの金額ともなると、
もはや会社全体を担保にして、お金を用意するしかないのだろうか。
果たして会社全部を担保にしても、足りるのかどうかすらわからない。
これはこのシーズンを支える一つの大きなシナリオになりそうです。
ここで気になるのは、この双子のブレアとランディが何をしたいのか。
ランディは何も考えていないようですが、ブレアについては、
腹に一物どころか、二物も三物も持っていそうなので、非常に嫌な予感がする。

そんな中、スローンとドンのやり取りはほほえましかった。
彼らはお互いに、お互いに対して相当熱を上げているのに、
それを認めたら負け、みたいな、そういう感じでのやり取りをしてましたね。
中でもおかしかったのが、ドンがスローンに対して、
「ドン・キーファー返しするなんて」といい、スローンがドンに対して、
「私は絶対ドン・キーファー返しなんてしないわよ」というところ。
ウィルとマックじゃないですが、早く自分の気持ちを認めたほうが、
きっと幸せになれると思うので、うまくいくといいなと思います。

マギーにも一ついいことが。
このドラマが始まったとき、マギーは本当にただのルーキーで、
何をやっているのかもよくわかっておらず、ドンの腕にぶら下がっているだけでした。
でも今回、この前のボストンでの働きもそうですが、
ニュース屋としての、彼女の大いなる成長を目にすることができて、
本当にうれしかった。ジムとリサのことや、アフリカでのこと、
彼女にとって、ここまでの道のりは決して平坦ではなかったし、
むしろつらいことがたくさんあったのに、よくここまでやってきたなと思います。
知り合いになった倫理学の教授、ジャックは「ブレイクアウト・キング」のロイドで、
これが果たして、頼りになるいい男なのかどうかはさておき、スクープとともに、
頑張ってきたマギーに、素敵なご褒美になったと思います。

そしてハリーは。
彼女は頭のいい子なのに、どうしてこんなことをしてしまったのでしょうね。
魔が差したというか、よほどイライラしていたのだろうなと思います。
30分どころか、それがたとえ1分だったとしても、きっとあのツイートは、
見つかってやり玉に挙がったのだろうと思います。会社を首になったのは、
仕方がなかっただろうと思う。果たしてこのことが、
今つらいときを迎えているACNにとって、どんな影響があるのか。
それも今後の課題です。

ニュースルーム3 第1話 ボストンの悲劇

The Newsroom 3 #1 Boston

マッケンジーとウィルは自分たちの結婚式の内容の相談をしていたのだが、
局内のテレビに一瞬映り込んだ爆発を見たマッケンジーは、何が起きたのか局員に聞く。
ボストンマラソンのゴール地点のそばで爆弾が爆発したとわかるが、
ジェノア作戦の落とした影から抜け出せないでいるACNは、ツイッターの情報だけでは、
ニュースに乗せることができないというスタンスでいた。ボストンが故郷だという
エリオットをレポーター、マギーをプロデューサーとしてACNは現地に送り込む。
一方、ニールは暗号コードをほしがっているという人物からの、
ファイルを受け取るのだが…。

ずっと待っていた「ニュースルーム」の最終シーズン。
シーズンプレミアはとても上質な出来でしたが、6話しかないんですね…。
6話なんて、あっという間に終わってしまうので、とても残念。
ザ・ホワイトハウス」のころからのソーキンのファンとしては、
これが終わったら、また新しい彼のドラマが見たいけれど、
どういう状況なのかしら。視聴率が問題だったのかはわかりませんが、
この作品も彼の作品らしく、ウィットとユーモアに富んでいて、
そしてしっかりとした信念を感じさせるものなので、最後までじっくりかみしめたいです。

ジェノアのその後については、まだ決着はついておらず、
ACNは今もその信用回復のための活動中というところでしょうか。
そんなところにこのボストンマラソンの大事件の報道。

ウィルが叫んでいましたが、確かに今は時代が変わってしまったのだなという気はします。
インターネットにツイッターにブログにと、みんなが情報を得やすくなり、
かつ発信しやすくなった今、真実がどこにあるのかというのは、
とても見えにくくなってしまったと思う。私自身こうして自分のブログがあり、
こうやって好きなことを書き散らしているので、まさにその一員であるわけですが、
便利になった半面、とても怖い世の中になってしまったなとも思います。

その昔、まだパソコンというものが高価で珍しかったころは、
ほとんどの人は新聞やテレビでニュースを見て、情報を得ていたと思います。
それは情報がある種一方通行であり、メッセージを操作しやすい一方で、
勝手な憶測による発信というものが、少なかったのではないかと思います。
なぜかというと、ウィルたちのように、発信をする側の人間は、
市民へ真実を伝えるのだという使命を帯びており、そこには責任があり、
矜持があったのだと思います。でも、誰もが情報を発信をできるようになった今、
一般人であるブロガーやツイッターの主には、ソースを確認したり、
真実が真実であることを追究する義務がない。そうなると、
自分が思ったことをいかにも真実であるかのように書き綴ろうと、
好き勝手な暴言をはこうと、自由になってしまった。

誰もが刑事で、誰もが探偵であるというようなセリフがありましたが、
それが仕事ではない以上、自分の書いたことに責任を持つ必要もありません。
公人が自分の名のもとに発信しているものはともかくとして、
そうでないものは、匿名で発信された内容がほとんどで、
いざ無責任なことを書いて、炎上したとしても、結局は匿名の世界なので、
そのサイトを削除して逃げることもできる。つまり意識的であれ、
無意識であれ、偽の情報を発信することに対する免疫ができてしまったのだ。
ニュースというものの使命とはなんなのかという疑問が、
これまでのシーズンでも何度も投げかけられてきましたが、
それに対する彼らの答えがこれから求められるのだろうと思います。

ニールはこれまでも、ずっと大切な役どころを担ってきていましたが、
今回、まだジェノアから立ち直れていないACNの弱点となってしまうのだろうか。
次回、彼が引き起こしてしまったことの波紋を、レベッカやウィルたちとともに、
たどっていくことになるのでしょう。

スタッフたちのプライベートはといえば、ウィルとマックはけんかをしながらも順調、
ドンとスローンは思ったとおりの組み合わせ、そしてハリーとジムも、
同僚になってからも関係は続いている様子。そんな中マギーだけが、
まだひとりのようです。最後にはジムと一緒になれるのだろうか。
6話しかないので、かなり急ピッチでストーリーが展開すると思うので、
最後まで必死で追いかけたいと思います。

ニュースルーム2 第9話 新たな誓い

The Newsroom 2 #9 Election Night: Part II

選挙速報特番の進む中、マギーがテイラーから聞き出してきた、
ブロディ陣営のレイプ発言を報道しない代わりに提供されたネタ、
CIA長官の辞任情報を報道するかどうかで、票が割れる。
だが、マッケンジーとマギーが、候補者であるブロディの発言のほうが、
有権者に対して発信すべき情報であると主張し、ペトレアス辞任のニュースは、
流すのをやめることに。ジェリーへの回答期限が迫り、
みんなのために自分たちは辞任をするべきだと信じるチャーリーは、
階上のパーティーにいるレオナにもう一度話しにいくのだが、
レオナはリースに決断を一任したという…。

S2フィナーレ。
とてもいい終わり方だったなと思います。
もちろん、まだジェリーとの訴訟がどうなるのかはぶら下がっていますし、
マギーの受けた心の傷や、スタッフたちの恋模様など、
気になるところは多くあるものの、局としての正しい判断をして、
みなで一丸となって戦うのだと、いい空気に満ちていました。

リサがマギーに引導を渡してから、もう一年もたつのですね。
アフリカでのこともあり、本当に彼女にとって、きつい一年だったのではないだろうか。
リサがいなくなってしまった今、マギーにとっては、
悩みやつらいことを相談する相手もなく、非常に孤独だったはず。
それでもひとり、戦うことをやめなかったマギーは、
ジムの言うように、ファイターであるし、心の強い人だと思います。

人間は誰だって失敗することがある。
うまくいかなくて、自分の愚かさに吐き気を覚えて、土砂降りの雨に打たれて、
泣き叫びたくなることがある。でも、そこでその人の将来を分けるのは、
そこで嘆き続けるか、痛みをこらえて立ち上がり、また歩き出すかの差だ。
マギーは満身創痍だったのに、歩みを止めなかった。
人は自分を諦めなければ成長する。彼女の勇気に拍手を送りたい。

ウィルはやっと、自分を痛めつけるのをやめたのですね。
表面上は、マックを罰しているように見えていたけれど、
彼が本当にしていたことは、そうすることによって、自分を傷つけていた。
紙を破く少年のジョークが使われていましたが、医者のジョークと同じものですね。
(ある男が医者のところに言って、「先生、こうすると痛いんです」というと、
医者は「そうするのをやめなさい」といったという話)

この二人はずっと、相手に夢中だったのに、そうではないふりをしていて、
やっとそれがばかげたことだと気が付いた。人生は一度しかないから。
二人のために、本当によかったと思うけれど、彼らが局に残るとなると、
同じショーのスタッフとして働くことができるのかな。
そして、ニーナのことも心配です。彼女は大人だから、怒ることはないだろうし、
二人のことを祝福してくれるだろうけれど、彼女が傷つかないわけではないですし。

そしてうれしかったのは、スローンとドン。
彼女が自分とのデートの権利が誰にも見向きもされなかったら不安だと、
ずっといっていたのを知っていたドンだから、この本を競り落としたのは、
きっと彼だろうと思っていたのですが、わざわざ競っているように見せかけて、
彼女を安心させてあげたなんて、なんてやさしさでしょうか。
ドンの男っぷりも上がってはいますが、コントロールルームに乗り込んでいって、
堂々と好きな男にキスをして去っていくスローンは男前であった。
この二人が新しいシーズン、うまくいくといいなと思います。

リースが「正しい結論」を出すというのは、意外でした。
彼はこのドラマが始まってからずっと、俗物として描かれてきていて、
強い母ちゃん、レオナに頭を抑えられつつ、
でも、視聴率至上主義を変えることもなく、上からウィルやチャーリーたちと
相対してきた。でも、レオナの投げた信頼を、しっかり受け止めるとは、
彼も成長したものだ。来シーズン、ジェリーとの戦いはどうなるのか。

新しいシーズンの放映確定はうれしい限り。
でも、次が最後のシーズンとなると聞いているので、それは残念。
ソーキンのことですから、素敵なエンディングを用意してくれていると信じています。

最後にかかっていた歌が、いい雰囲気を盛り上げていました。
Pete TownshendのLet My Love Open the Doorです。
気になる方は、こちらのリンクからどうぞ!





ニュースルーム2 第8話 絶体絶命

The Newsroom 2 #8 Election Night: Part I

チャーリーもウィルもマケンジーも、自分が辞任するべきという気持ちは変わらず、
レオナと交渉するも、受け入れてもらえず、悶々としていた。
回答期限の日を迎え、その日中に若いアンを受け入れられなければ、
裁判となり、ACNの内輪もめが公になる。早く彼らの辞任を受け入れ、
ジェリーとの和解を進めるべきだと弁護士のレベッカに何度も言うが、
レオナも彼女もその申し出を拒否する。そしてその日、選挙報道がはじまる。
報道の直前、ロムニー陣営の元広報官、テイラーからネタをもらったマギーは、
ドンにその話をするのだが、ドンがソースの確認をするために話をふると、
相手は時間をくれれば、もっと大きなネタを流すという…。

ジェリーの件がかなりみんなの集中力を削いでいますね。
当然といえば当然なのですが、この状況で選挙特報をライブでというのは、
結構きついような気がします。

予測していた通り、リースはやっぱり反対意見だったんですね。
でも、ママにいわれたから、その方法は取らない。
一体彼はただの馬鹿なのか、マザコンなのか、なんなのかわかりませんが、
とにかくACNは身内の恥をさらすということを恐れる代わりに、
真っ向からジェリーと戦うことを選ぶことにしたようだ。

そうはいっても、自分たちだけの問題ではない。
チャーリーが、ウィルが、マックが辞任するといっているのは、
チームのみんなのことを考えたからですよね。
いいスタッフがそろっていて、彼らの将来をつぶしたくないから。
果たしてこの件が訴訟となったとき、どのような展開になるのか?

ジェリーは一体何を考えているんでしょうね。
もう報道の仕事には就けないから、こういう汚い手段を使って、
お金をかき集めようとしているのだろうか。
ドンに対して張ったワナは、汚いを通り越して、醜いくらいでした。
もちろんその中に、自ら飛び込んでしまったドンは、
軽率だったのかもしれないけれど、彼を責める気にはなれない。
本当にこういう、人間として、まともな判断力というか、
良識がない人というのには、ただただ唖然とするばかりです。

他局はこぞってACNを叩くのではというのがチャーリーたちの予想ですよね。
でも、どうなんでしょう。もちろんかなり辛辣なやり取りは、
発生すると思うのですが、自分たちにも起こりうることだと考えると、
そこまでひどいことを言い続けることができるのでしょうか。
まして、組織ぐるみで行った不正ではなく、
悪意の人間一人が独断で行った不正であることを考えると、
ジェリーを糾弾するのに躊躇しなくとも、迷惑をこうむった側に対して、
他人事ではないことを考えると、刃も鈍るような気がする。

確かに、何も知らない表の人たちが一瞬見る分には、
これはACNがトカゲの尻尾きりで、ジェリーを切ったように見えるのかもしれません。
でも、それぞれの真実を追求していけば、明らかに悪いのは、
ジェリーですよね。どうなるのかな。
論旨すり替えで、ジェリーを被害者であるように見せるのは、
屁理屈が得意な弁護士なら、そう難しいことではないのかもしれません。
でも、真実を追い求めることを職としている人たちを、
まがい物の刃が切ることになってしまったら、なんとも報われない。
とにかく彼らがどうにか火の下を潜り抜けられるように祈るばかりです。

こんなに盛り上がってるところで、しかも次回はシーズンフィナーレなのに、
字幕版はテニスの報道でお休みらしい。なんだかなー。
というわけで来週は一日おやすみ。放送されるのはその翌日です。
録画予約をしている皆さんは、どうはお気をつけて。
…6月か。もう今年も半年終りですね。早いなぁ。こわ。

ニュースルーム2 第7話 ジェノアの真実

The Newsroom 2 #7 Red Team III

ジェノア作戦の検証のために、3回目のレッドチームの会合が開かれる。
チャーリーとマケンジーはストーリーを流すことに前向きだが、
ドンとジムはかなり懐疑的で、最後の意見をウィルに求めるのだが、
ウィルはチャーリーとマケンジーを信じるという形で、報道を進めることに。
その晩のニュースナイトでジェノア作戦のニュースを流すと、
チャーリーのところに証言者のひとりであるストントノヴィッチから、
怒りの抗議の電話がかかってくる。発言が改ざんされているという話に、
チャーリーは迷いを抱くのだが…。

ここまでずっと、誰が原告なのかが明かされてこなかったのですが、
このすべてのmessを作ったジェリーが不当解雇で訴えていたんですね。

マックやウィルやチャーリー、ACNのニュースチームのみんなが、
これまで時間をかけて、少しずつ築いてきたもの全てを、
ひとつの嘘が壊してしまった。視聴者にとって見れば、
代理のシニアPが、ひとりで勝手に捏造をしたというのは関係なく、
それは局全体の問題であり、番組の問題であり、ウィルの問題である。
そのすべてを破壊した張本人が、自分は被害者だと声を上げる。
その思考回路の異常さに、正直ぎょっとしてしまう。

ドンの怒りはもっともで、あまりにもまともすぎるのだけど、
それだけでは通らないのがこの訴訟というものなのでしょう。
論旨のすり替えを行って、巧妙に矛先をずらすのは、
こういったケースでよく行われることのように思います。
ジェリーのこの悪びれなさは、一体何なのだろうか。
私は自分の心に恥じるようなことはしたくないと思って、
それを基準に行動をしているし、大抵の人はそうなのだと思うけど、
たまにこういうびっくりするような人を見ることがある。

これまでは敵だったレオナが、こんなことをいうなんて、
なかなかうれしいサプライズだった。たぶん息子のリースは、
全然違う意見なのでしょうけど、少なくとも一番上の人間が、
自分たちのしてきたことの信念を理解してくれているというのは、
すごく大きいのではないだろうか。真実を汚したことに対する、
責任をみんながおっているのはわかるけど、負けないでほしい。

ジェリーは何が目的なんでしょうね。
この明らかなる不正を行って、それだけではなく、自分が迷惑をかけた相手を、
さらに訴えるという所業をしでかした以上、もはやこの世界では、
生きていけないだろうと思います。この賠償金を勝ち取ることで、
そのお金でひっそりと生きていくつもりなのか、
自分は悪くない、被害者なのだと、さらに声を上げるつもりなのか。
マスターテープの改ざんまでは、まだ彼の虚栄心がなしたことと、
その理屈を追うことはできましたが、もう何も理解することができない。
残り2話、ここから先の展開が気になります。

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