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項羽と劉邦 第49話 韓信大将軍、第50話 再び関中へ

楚漢傳奇

韓信大将軍
蕭何は食糧の到着が遅れたことについて、韓信に理由を問おうとする。
だが、劉邦が進路の変更を告げたため、困っているところ、
韓信は問題ないと蕭何に請け負う。韓信が地図を開き説明するのを聞くと、
雨季の到来から、通るべき道を予測して、先に手を打っていたのだという。
韓信の先見の明に感心した蕭何だが、後日、韓信が逃亡したというのを聞き、
慌てて連れ戻そうとして後を追う。追いついた蕭何が韓信に話を聞くと、
大将軍になれないのなら、戻るつもりはないというのだ…。

再び関中へ
韓信は張良が去ったあとに燃えた桟道の修理のため、人員を借り出す。
盧綰や樊噲たちは、作業が遅々として進まないのに腹を立てて、
韓信に食って掛かるのだが、この修理作業は章邯をだますためのもので、
別働隊からの奇襲作戦を韓信は取るのだった。一方、韓王のもとにいる張良は、
項羽に韓王を領地に戻してほしいと願い出るのだが…。

ついに韓信が大将軍に。
確かに劉邦が沛のごろつきだった頃から一緒にきたメンバーにすれば、
これはおもしろくないですよね。自分たち生え抜きの中から誰か、
これはと思うような人が選ばれるのであればともかくとして、
いきなりよく知りもしない人間が出てきて、空席だった大将軍に納まっては、
反発も並ではないというものだ。

みんなからの野次が飛び交う中で、韓信がどのようにして、
彼らをおさめるのかを見てみたいという劉邦は、
ある意味冷たくもあるのだが、それができないような男では、
ここまで膨らんだ軍を導き、天下を目指す劉邦の力にはなり得ないということ。
越えなくてはならない試練だったのかもしれません。
かなり唐突だったので、誰にとってもきつかったのではないかと思うけど。

張良は本当に義理堅くて、誠実な方ですよね。
自分だけさっさと周りを犠牲にして動こうということができない。
韓王に対する気持ちを篤く貫いたのに、こんな結果になってしまうとは。
滅多に感情を表に出さない彼の傷ついた表情を見るのは、
なんだかつらかったです。でも、これで彼をとどめておくものはなくなった。
劉邦の元へ、無事帰ることができるだろうか。

ついに50話まで来ましたね。残りあと30話。
長い。先もまだ長いけど、意外とあっという間かもしれない。
終わるのは来年になるのかな。楽しみに待っていた「鴻門の会」が終わって、
なんとなく気が抜けてしまっています。
この二人の物語は、それが私の中でのクライマックスなので、
残りはどうかなぁ。項羽が騅ゆかずといって四面楚歌の中果てる姿も、
見たい気はしますが、まあぼちぼちと見ていくことにしたいと思います。

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項羽と劉邦 第47話 さらば項軍、第48話 酒蔵の密談

楚漢傳奇

さらば項軍
漢軍は市民に協力を仰ぎ、蜀へと兵を進めていくことになるのだが、
秦の兵たちは漢軍に対する忠誠心を持てず、逃亡が増えていた。
項軍をやめることにした韓信は、もらった給金を使って、
女を買いにいくという友人につき合わされるが、逃げようとしている女を、
助けるために結局自分もお金を払う。その女と町を出た後で、
漢軍が人を募集しているという壁の文字を見て、
韓信は漢軍に加わることを決意する…。

酒蔵の密談
張良が韓王に呼び戻されたあと、桟道が燃えてしまう。慌てる樊噲たちに、
劉邦は気にするなといい、捨て置くことに。項羽の元を訪ねてきた若姜が、
殴られたようなあざを顔につけているのに気づき、項羽は若姜を嫁がせた、
英布に会いにいく。英布の顔にも殴られたあとがあり、
よくよく話を聞くと、若姜は秦の姫君なのではないかというのだが…。

韓信がついに劉邦の元へ。
しかし韓信、項羽軍にいたときも、相当傍若無人な感じでしたが、
相変わらず。目標があまりにもはっきりしているせいで、
回り道する気になれないのかもしれないが、
もうちょっと口の利き方を考えればいいのにね。
心にもないことを言ってその場を繕う人間よりは信頼できるのかもしれないけど、
こういう人って無駄に敵を作りそうです。才があるだけに
気をつけないと危険ですね。

しかし、いつの間に竹簡をあんなに用意したんでしょうか。
身一つで転がり込んできてますから、もってきたわけではないはず。
昔は竹簡や木簡を手に入れるのも大変だったはずなのに、
どうやって移ったばかりの軍でこれだけの簡を手に入れたのか。
そしてあの量。いつ書いたんだ。こういうこと、
突っ込んじゃいけないんでしょうけど、ものすごく気になりますね。

これまでの流れからするに、若姜が秦の幼姫というのが妥当な線ですが、
そういうことでいいんでしょうか。もしそうだとして、
あっちの幼姫は誰なのか。そして誰が送り込んできたのか。
事実がわかると、いろいろと問題が起こってきそうですね。

項羽と劉邦 第45話 咸陽炎上、第46話 巴蜀の王

楚漢傳奇

咸陽炎上
劉邦は鴻門の会で、命の危険を感じ、張良のアドバイスにしたがって、
宴席の途中でそっと去り、自軍へと戻る。残った張良は、
劉邦からの贈り物を取り出し、項羽に劉邦の退出の理由を説明し、
忠誠は変わらないことを告げる。范増は劉邦の将来への野望を危ぶみ、
英布に追いかけさせるのだが…。

巴蜀の王
項羽が咸陽の都に火をつける。大きな都はいつまでも燃え盛り火が消えない。
そんな様子を見ていた劉邦は、改めて項羽の冷酷さを思い知らされる。
張良は劉邦に、この出来事が劉邦の寛大さと、項羽の酷薄さを知らしめる、
大きなチャンスだと告げる。そんな中、虞姫は秦の子供たちが飢えているのを見かね、
項羽に黙って倉庫の食糧を探しに出かけるのだが…。

亜父、飛び跳ねてましたね。
悔しさに飛び跳ねるとかって、地団太を踏むような感じで文章では読んでも、
こうやって実際に映像で見ると、ちょっとかわいく見えたりもして。
いや、内心はらわたが煮えくり返っていたことでしょうが。
結局この出来事は、その後の項羽と范増の亀裂を決定的にする、
一番最初の引鉄になったのではないでしょうか。
老人の知恵と、劉邦を軽視した若者の傲慢。毎度のことながら、
范増が項羽の自信に裏打ちされた思い上がりと甘さを愚痴るシーンが、
歴史が変わる足音のように感じられて、本で読んでいても好きなシーンです。

咸陽の都に火を放つ項羽。
このちょっと前にあった、項羽の秦兵虐殺事件のときもそうだったのですが、
こういう頭に血の上った状態で決断を下してしまうあたりが、
項羽という人の限界をあらわしているように思います。
前回の大虐殺のときは、なぜか悔いて泣いたりして、キャラがぶれてましたが、
これがこの人の本性というか、根なんだと思います。
(本当はわからないけど、少なくとも歴史書ではそういう語られ方になっている)
そしてそれが、項羽と劉邦の天下の覇者としての運命を、
分けていくことになったのではないだろうか。

責任は私がって。
なんでしょう、虞姫に漂うこのナニサマ感。
十八史略の中でも、虞姫はというか、女性は基本的に物語の主軸ではないので、
ほとんど描写がないと思うのですが、こんなにいらん設定、なんで作ったのか。
これまでも彼女が出てくるシーンって、大概そうだったような気がしますが、
どうしてこうまでも、自己中心的で空気が読めないんでしょう。
善意なのはわかるんですけど、実際に虞姫のような人がこういうことをしたかというと、
すごく疑問だし、こういうシーンが必要だったのか自体も疑問です。
まあねー、汚いオッサンばっかり映してても画面に華がないし、
美人の虞姫のシーンを作りたい気持ちはわからないでもないですが、
蛇足だったように思います。

あの子、大丈夫なのか、おかしくないのかと疑問に思っていた、
幼姫の話がちらりと出てきましたが、これ、どんな展開になるのか。
ちょっとそこはこれから期待したいと思います。

項羽と劉邦 第43話 咸陽からの撤退、第44話 鴻門の会

楚漢傳奇

咸陽からの撤退
章邯は項羽の殺戮により殺された秦兵たちの供養をしながら、
自分の力の至らなさを責めていた。そんな様子を見た司馬欣は、
今のままではダメだと章邯を叱咤する。項羽は自分の決断とは言え、
多くの兵の命を奪ったことを悔いて、落ち込む日々を過ごしていた。
そんな中、劉邦は咸陽の酒と女におぼれ、そんな指揮官の心を反映してか、
都の治安は乱れるばかりで…。

鴻門の会
項伯は項羽と范増の話から、恩のある張良の命の危険を感じ、
張良を助け出すために、劉邦軍の彼の元をひそかに訪れる。
だが張良は、項羽に恩があるからと、項伯を劉邦に会わせることに。
蕭何はその場で怒りを露にし、義兄弟の契りを結んだ劉邦を、
殺そうとするなんてと項伯を怒鳴りつけて席を辞してしまう。
劉邦は項羽のためにやったことが、こんな誤解を生むとはと、
項伯に不満をもらす。翌日、劉邦は項羽から宴の案内を受け取るのだが…。

やっと鴻門の会ですよ。
物語が始まったときからずっと待ってたわけですが、40話もすぎてやっとですよ。
31話で函谷関の話が出てきて、やっとかと思ったら、それから10話ですよ。
長すぎ! やっとここまできたかと、本当に何度も言いたい。

剣舞のシーンで、劉邦が縮こまっていたのはちょっと興ざめでした。
確か原作の中では、最後まで劉邦は去るべきかどうか迷っていた記憶があるし、
この会に参加したのも、殺されることもある意味覚悟できていたはず。
少なくとも表面上は、平気なふりをしていたと思うんですよね。

樊噲の登場は、想像の通りでした。
ただ、生肉のくだりは、その場で彼は剣を取って肉を切って食べたはずなのに、
そのままかぶりついてましたね。酒も立ったまま大きな盃から飲んだはずだけど、
普通の小さな盃でした。ちょっと細かいところが違う印象でしたね。
剣舞のシーンはかなりの迫力で、緊迫感も伝わり、こうして映像で見れたのは、
とてもうれしかったです。しかしここで雍歯が出てくる必要があったのか。不明です。

鴻門の会、後半、逃げ出すのはどうやら来週の模様。
范増の怒りもそのときに。

項羽と劉邦 第41話 法三章、第42話 秦兵の反乱

楚漢傳奇

法三章
劉邦は秦軍を投降させるために、子嬰に文を送ることにする。
子嬰は嶢関陥落の話を聞き、家臣たちにどうするのが一番いいか、
意見を求めるが、死ぬまで戦うという意見の部下たちの話を聞いても、
子嬰は素直に言うことを聞く気になれない。一方の項羽軍は、
章邯を投降させた際に引き取った秦兵たちの不満に手を焼いていた…。

秦兵の反乱
呂雉が待つ劉邦の実家に、魏の兵だという男が突然訪れてくる。
まともな男手がないということを知り、男が住み着こうとするのに抵抗し、
呂雉はその男を殺してしまう。一方の項羽軍では、それまでの秦兵と
楚兵たちとの食糧争いが原因で、大きな騒ぎになってしまう。
項羽は章邯に兵を治めるように命令をするのだが…。

秦の家臣って、みんな頭が悪いんでしょうか。
今までは趙高に盲従するばかりで、考えることをしてこなかったせいか、
未来を考えて動くということができないんですね。
始皇帝が天下を統一したときの強さが彼らの頭の中での秦で、
胡亥と趙高がぼろぼろにしてしまった今の秦が見えていないようだ。

子嬰はある意味、これまでずっと市井にいたために、
戦争を起こすことで、どれだけの市民が苦しむのかということが見える。
一般人の感覚を持った、常識派の皇帝なのだろうけれど、
それが家臣たちには理解できないのね。こういうのって、
すごくもどかしくて、つらかったんじゃないかと思う。

でも、一般市民が傷つく世界は見たくないと、うらまれることを承知で、
そういう道を選べる子嬰は、本当は強い人なんでしょうね。
幼姫が何もわからずにへんなことをしそうで、なんだか心配になってしまいました。
子嬰が劉邦に投降するシーンは、彼の覚悟を感じられて、
いいシーンでした。建物の大きさなど、壮大な雰囲気があったのもよかったです。
しかし、劉邦の顔が薄汚れているのは見慣れているのですが、
素敵な蕭何が薄汚れているのは、ちょっと変な感じでした。
でも張良は小奇麗で、そこは期待を裏切らず。

それにしても咸陽、とてつもなく大きな都ですね。
土地の広さもすごかったと思うのですが、宮殿のでかさ。
この広い国の中で、どれほど大きな都だったのかがわかります。
そしてなぜ項羽が怒り狂ったかも…。

天下は人でできている。
范増の言葉には重みがありました。
みんないろいろと思うところはあるのでしょうけど、天下の項羽に、
亜父と呼ばれる范増を軽んずることはできない。
でも、彼の意思を超えたところで、歴史は動いていく。
あの大量殺戮は、きつかったですね。こういった判断が、
項羽の名を知らしめているのも事実なんだけど、
ほかに方法はなかったのかなと思ってしまいます。
虞姫なんかにおぼれてる場合じゃないぞ!

虞姫の女優さんは本当にきれいなんだけど、表情がいやな感じなんですよね。
くちびるの片方だけをゆがめて話をする人というのが、
個人的にあまり好きじゃないっていう理由もあるのですが、
呂雉の女優さんと違って、なんだかざらっとした感じに見えてしまいます。
項羽に体を差し出す以外に何もできないのに、文句ばっかりいうなよなーと、
ちょっと思ってしまうのでした。そして責められて泣いてる項羽は、
これまたらしくないというか。自信たっぷりの嫌味な項羽に早く戻ってほしいです。

項羽と劉邦 第39話 降将 章邯、第40話 趙高誅殺

楚漢傳奇

降将 章邯
項羽軍の食料が少しずつ底をつき始める。秦の降伏兵たちを捕虜にしたせいで、
どうするのが一番いいのか、項羽は迷う。劉邦たちの東への進軍が順調と聞き、
項羽は章邯に時間を取られているせいで、関中に向かうことができないのにいらだち、
不安を抱えていた。そんな中、咸陽では、趙高がみなを集めて、
子嬰を新しい王に立てようとしていた…。

趙高誅殺
劉邦たちは武関を超え、嶢関へと向かう。だが、難攻不落の嶢関を前に、
どのように落とすべきなのかを張良はよく考え、盧綰を使者に出すことに。
秦の将軍の前に出た盧綰は、彼の部下たちに殺されそうになるのだが、
あくまでも和議の申し出を貫き、もし自分たちの和議に応じない場合には、
項羽が攻めてくるであろうと示唆する。一方の子嬰は、
生き別れとなっていた娘の幼姫と引き合わされる。韓談に趙高の話を聞き、
趙高のたくらみを知った子嬰は、趙高の誅殺をはかる…。

やっと趙高が死んだよ。
長かった~~~。一体どの口が恩を仇とかいえるのか。
もうなんか、彼の最期の戯言はもう滑稽を通り過ぎて、気持ち悪いくらいだった。
こんな奴の身勝手で、国が滅びてしまうとは、恐ろしい限りだ。
そして情けないのが秦の官僚たち。命あってのものだねではありますが、
それにしても長いものに巻かれすぎ。
この幼姫は、どうするんですかね。これからどうなっていくのか、
このお姫様の動向にも注目です。

章邯、ここで終わらせてしまうには、本当にもったいない。
男としても、将軍としても、ほかとはレベルの違う将でした。
バカな宰相のせいで窮地に追いやられ、そんな中で必死に戦い、
素晴らしい働きをしたのに、そのすべてが無に帰するなんて、
なんとも切ない限りです。こういう人が一人いるということが、
国にとってどれだけの宝なのか、それを疎むばかりで理解できなかった趙高が、
この国の破滅を招いたといってもいいだろう。

項羽は章邯に比べて、すごく若いなという印象です。
最終的に范増のいうことを聞くことにしたのはよかったけれど、
やはり血にはやっているなという印象ですね。
実際、章邯に比べてずっと若いから、仕方がないのでしょうけど、
その辺に器の違いを感じます。自らの才を恃むものと、
その才を謙虚な心で受け止めるものとの差なのでしょうか。
劉邦の性格も含めて、少しずつ彼らの違いが運命を引き寄せていきますね。

今回の張良の働きが、私は好きでした。
彼の命令が、頭の中でだけその理由が展開されているため、
普通の人たちには、彼が何をしようとしているのかがよくわからず、
戸惑うばかりだったのではないかと思いますが、それでもみんな、
きちんと張良の話を聞き、無血開城できたのは素晴らしいです。
特に昔はそういうのって少なかったのではないかと思うので、
これからも張良の活躍には期待しています。

項羽と劉邦 第37話 鉅鹿の戦い、第38話 胡亥、夭逝す

楚漢傳奇

鉅鹿の戦い
項羽は秦軍に奇襲をかけることに成功する。勇猛な項羽軍の前に、
秦軍は果敢に戦いを続けるが、秦の将軍、蘇角の指示のもと、
楚の後続部隊を絶つように指示をする。一方の趙王は、
諸侯の助けを求めようとするのだが、鉅鹿からの道は封鎖され、
どこにも出て行くことができない…。

胡亥、夭逝す
章邯は蘇角を破った降雨が、楚軍の総帥になったということを知らされる。
咸陽へ手のものを送って、兵を借り出すことを依頼するのだが、
使者にたった司馬欣は、趙高とも胡亥とも会うことができない。
そんな中、趙高が司馬欣を殺そうとしているということに気づいた司馬欣は、
とるものもとりあえず逃げることに。趙高はどうするかを考え、
胡亥の首を土産に、劉邦に取り入ろうと考えるのだが…。

この戦場のあとはすごいですね。
そこら中に倒れている遺体の山、山、まさに死屍累々。
尋常な数ではありません。項羽の通ったあとは、
草も生えないというくらいの激しい殺戮です。

虞姫の踊りは美しかったです。
でも、この二人の急接近はなんか変な感じでした。
英雄色を好むの言葉通り、項羽はかなりその道もすごかったと思うんですが、
虞姫が一番の愛妾だったのは事実とはいえ、ここまでですか?
奪った城の中で、ふたりで愛のダンスも結構ですが、どうにも違和感が。
そんなふうに浮かれてる暇はないと思うんですけどね。

秦がひたすら破滅への道を急いでいるのは、やはり趙高のせいですよね。
どうにかして母国を救おうと奔走している章邯や司馬欣の姿を見ると、
なんとも切なくなります。趙高のように自分のことだけ考えている人間が、
上のほうに立つとこうなるといういい見本だ。うちの会社にもこういう奴がいるが、
自分ひとりが勝手に走って自滅するのは本人の勝手だが、
国や会社、ほかの人まで巻き込んでこういうことをするのって、
本当にやめてほしい。

胡亥は半分自業自得なんですけど、でもこういうところを見ちゃうと、
さすがにちょっと気の毒になりますね。彼もまた、
趙高に人生を狂わされた、最たる人間の一人なのでしょう。
始皇帝の築いた秦も、もはやその姿は跡形もなく。
栄枯盛衰とはいえ、これは人災に近いなと思ってしまいます。

項羽と劉邦 第35話 趙高暗殺計画、第36話 破釜沈船

楚漢傳奇

趙高暗殺計画
胡亥の依頼で子嬰を見つけた女官だが、子嬰は気が触れた様子を見せるばかりで、
本当におかしくなったのか、ふりをしているだけなのかようとして知れない。
女官はそれでも咸陽に子嬰を連れ帰るのだが、まわりのみなも確信がない。
劉邦は韓の復興に協力し、韓王から正式に張良の力を借り受けることに。
だが、劉邦の部下たちは、張良の采配が気に入らないと劉邦に訴える…。

破釜沈船
晨曦と章邯の婚礼の儀が執り行われることになり、趙高が宴の席で、
祝いの辞を述べる。章邯が酒を飲む瞬間を合図のときとしていたが、
部下たちが現れず、崇信は自ら趙高を手にかけようとするのだが、
趙高の部下たちに殺される。また、晨曦も小刀を手に取り、
趙高へと襲い掛かるのだが、失敗をして自刃をしてしまう。
落胆する章邯の処分をどうするか、趙高は決めかねるのだが…。

趙高暗殺計画と聞いて、「どんどんやっちまえ」と思う私は鬼畜でしょうか。
いや、そんなことないよね(断言)。
ていうか遅すぎるよ。あいつ、今まで好き勝手しすぎ。
それなのに、やっぱりいじめっ子世にはばかるのか。
今、タイトルの目次だけ見たところ、まだしばらく死なないみたいです。
うーん、残念。

張良がやっとレギュラー(?)になって出てきたのはうれしいのですが、
ちょっと私のイメージとはやっぱり違うかも。
もちろん頭脳派ですし、すごく頭がよくて信頼が厚いのはいいんだけど、
こんなに物静かで、おとなしくみんなの言うことを聞くって言うのは、
ちょっと違う感じがしなくもなくもないです。
始皇帝の暗殺を計画したり、黄石老人に口答えするところもあるわけですから、
もうちょっと覇気があってもいいような気がしますね。

晨曦はついに亡くなりました。
さすがにかわいそうでしたね。本当に他人のために生きて、
それで終わってしまったような感じがしました。
せめて章邯と本当の夫婦となり、少しは一緒の時間を過ごしてからでもよかったのに、
章邯の心を考えても、なんだかその儚さが切なくて。
崇信はどうでもいいけど、晨曦はね……。なんだか報われない人生。
本当の晨曦がどんなお姫様だったのかはわかりませんが、
このドラマの中でとても健気で、見ていてつらくなりますね。

韓信って、本の中でもこんなキャラでしたっけ?
喧嘩を売られて、無駄なことに自分の力を使ったり、
あるいは目をつけられたりしないために、大男の股くぐりをするような人なのに、
こんなに傲慢なことをいうタイプとは、あまり私の頭にはなかったのですが。
彼も才の片鱗は見せているけど、認められない日々を送っていますが、
あとどのくらいしたら、表舞台に出てくるのかな?

項羽と劉邦 第33話 宋義の罪、第34話 高陽の儒学者

楚漢傳奇

宋義の罪
劉邦は盧綰から味方の兵士200人が行方不明になり、そして彼らが殺されて、
埋められていたということを告げられ、范増の仕業であると疑う。
胡亥は気が狂ったとして、軟禁状態が続いており、自分の気は確かだと、
証明しようとするのだが、宮廷に父王の時代から仕えていた女性に、
やめたほうがいいと諭される。一方晨曦は、崇信から章邯へと、
手紙を届けたことを告げられるのだが、内容に変更を加えたといわれ、
腹を立てる…。

高陽の儒学者
項羽は自ら出向き、宋義の首を斬り、彼の命を奪う。懐王はその報告を聞き、
項羽を上将軍に命じることに。自分の命を永らえるために、
正気を失ったふりをしている胡亥を疑うが、周りの話を聞き、
とりあえずは生かしておくことに。酈食其という男が劉邦を訪ねてくる。
酈食其は闘わずに陳留を落とす方法を授けるという…。

いつから項梁の人がナレーションするようになったんですっけ?
死んでから? 私が気づいてなかっただけで最初から?

酈食其の扱いがちょっと。
年長者相手にその態度はなんだといったのは事実(とされている)だけど、
それに劉邦は従ったはずなのに、なんでいうこときかないのか。
儒学者が嫌いで、帽子に放尿したというのも事実だったらしいので、
そっちを強調したかったから、こうなっちゃったんですかね。
故事を人を替えて紹介するのはまあいいと思うんですけど、
これは劉邦の人柄を示すエピソードの一つのはずなのに、
変えちゃっていいのかなぁ。

最近出てこなかったので、免疫が弱くなってました。
趙高、久々にキモいね~~。このねっとりしたしゃべり方、
人の追い詰め方。人間として、やっぱりこの人はおかしいです。
この人見ちゃうと、胡亥でさえちょっとかわいそうに見えちゃう。

張良、ひさしぶり! 待ってた!
一体隠しキャラなのかといいたくなるくらい、滅多に出てこない。
どこいっちゃったのかなぁと思い始めた頃に、思い出したように出てくる。
もうちょっといっぱい出て来てくれてかまわないのに。
でも、これで一応、ちゃんと劉邦軍と合流ってことになるのかな。
大事な人ですからね。戻ってきてくれてよかったです。

さて。これで少しは話が進むか? 進まないか?
進まない可能性も大いにあり! だったりしますよね……。

項羽と劉邦 第31話 虞子期との再会、第32話 懐王との約束

楚漢傳奇

虞子期との再会
王離は章邯たちと合流することに。たとえ武勲を挙げたとしても、
章邯に手柄を譲ることになると理解をしてはいたが、
国のために章邯に従うことを決める。一方の項羽は、
祖父項燕の仇、王翦の孫である王離を倒すことによって、
積年の恨みを果たそうとするのだが、范増に止められる。
項羽に頼まれ、項狄の介抱をしていた虞姫だが、
父親を殺した項狄への恨みを忘れることができない。
だが、そう告白する虞姫の言葉を聞いた項狄は逃げ出す…。

懐王との約束
項狄は項羽たち軍勢に見つかり、項羽のために生き、死ぬのであれば、
後悔はしないと告げ、みなの前で自害する。
項羽の勢力が次第に強くなっていくのを恐れる懐王は、
項羽の戦力を分断できないかを考えることに。宋義は趙の危機をうまく利用し、
項羽の力を殺げばいいのではないかと提案するのだが、
懐王は咸陽を攻めようと発言する…。

なんかあまりに虞姫と項羽の展開が唐突過ぎてついていけません。
はじめて出会って、琴の音で再会したころのことならわかるんですが、
このところ散々、虞姫は項羽に対する文句と恨みばかりいっていたのに、
お互いの心が近づいていく様子を見せないままにくっつかれると、
見ていて変な感じがしますね。項羽の手を噛むしぐさも、
口にくわえてなめてるようにしか見えなかったし。
あとは項狄の下りが、なんだか見ていていやな感じでした。

やっと咸陽を攻める話が出てきた。
ついに函谷関を落としたら、その者を王にという話が。
あと1ヶ月くらいのうちには鴻門の会のエピソードになるだろうか。
これを見たいがためにこのドラマを見てたんだけど、
もう30話も超えてしまった。80話なんて長いと思ったけど、
あと1ヶ月のうちには折り返し地点と思えば、早いものだ。
劉邦が函谷関を攻めると手を上げたのを聞いた、
項羽の仏頂面の苦いこと。そして范増の笑顔が怖い。

しかし項羽はまだ24歳か。若いな~。
確かに力もあり、勢いもある、当代切っての将軍だろうけれど、
この若さによる逸りは、やはり周りの不安を煽りますよね。
彼の強さを疑うものは、この実力の前にはいないだろうけど、
自らの才を恃みすぎている感はありますよね。
彼が最期のときを迎えたときに、これが自分の実力なわけではなく、
天のさだめが自分になかったのだというようなことをいった記憶があるのだが、
こういう人の下にいると、力を認めてもらえない気がします。

来週は姿を消したという200名の殺された兵士のことを突き止めるようだ。
まだまだ覇者への道は遠いですね。

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