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コールドケース5 第18話 幻

Cold Case 5 #18 Ghost of My Child

2005年。あるアパートが火事に見舞われていた。消防士たちが消火活動しているところに、
住人のプリシラ(ニコール・トム)が帰ってきて、赤ちゃんを助けてほしいと頼む。
だがすでに火が回っていて、子供を助けることはできず、マックスは火事で亡くなる。
現在。サッカルドにリリーとミラーは呼び出され、プリシラに会うことに。
ヘロイン中毒だと言うプリシラは、公園で息子のマックスを見たのだという。
腕に同じあざがあると主張するプリシラに、信用は仕切れずにはいるものの、
リリーたちは再捜査を開始するのだが…。

今シーズンは特にクリフハンガーはなし?
あえて言うのなら、サッカルドとリリーの間になんとなく見え隠れしている、
お互いが気になる気持ちくらいだろうか。反発をリリーは感じてるみたいだけど、
あれはやっぱり、来シーズンころには二人はくっつく符号と見た。
そんなに変な人ではないんだろうけど、どうなるのかな。

それはさておき。
事件はなんだか切なかったですね。今まで麻薬をやっていたとはいっても、
プリシラは立派なお母さんだったと思います。いや、立派とまでは言えないけど、
マックスのために必死に麻薬を断ち切っていたし、マックスが亡くなった(と思われた)後も、
ドラッグに戻らず、懸命に生きていたところがいじらしかったと思う。
子供ができたって麻薬から足を洗うことができない人がたくさんいるのに、
プリシラがどれだけ本気でマックスを思っていたかが伝わってきて、つらかった。
特にMy Mommy Loves Meと書いた産着を着たマックスを観たら、涙がこみ上げちゃって…。
人はなかなか変われないものだけど、本人に強いその意志があれば、
変わることができるのだという見本だったと思う。

ロイス(モリー・ヘイガン)の気持ちは理解できないでもない。
職業柄、何人もの挫折したジャンキーたちを見てきたのだろうから、
プリシラもそのひとりであると思ったのだろう。そしてそのプリシラに育てられる、
マックスはかわいそうな赤ちゃんであると。でもマックスを連れ出しにいった、
あの部屋を見たときに本当に疑問はわかなかったのか? もしかしてと言う気持ちを、
自分の欲望がカーテンを引いてしまったのかなと思うと、この夫婦の罪は重い。

何よりかわいそうだったのは、マックスだったと思う。
何もわからずにラビンスキ夫婦に育てられて、これまで両親だと思っていたのに、
それは本当の両親ではなく、自分は誘拐された子供で、母親は別にいた。
8ヶ月じゃまだ意識もあんまりないし、わからないですよね。
少なくともプリシラは深い愛情をマックスに対して持っているし、
愛情面ではこれからも不足はないだろうけど、それでもこれから彼が、
乗り越えていかねばならないことを考えると、なんとも気の毒な事件でした。
それでもプリシラのもとにマックスが戻ってこれてよかったです。

これで今シーズンもおしまい。最後はほっとした気持ちで終わるエピでよかったです。
来シーズンの放送も確約してくれたし、心穏やかに待ちたいと思います。

オープニング曲:Better Days / Goo Goo Dolls
エンディング曲:Far Away / Nickelback
 
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tag : コールドケース

コールドケース5 第17話 ロープ

Cold Case 5 #17 Slipping

1962年。詩人でもある女性ナンシー(エミリー・ローズ)は、屋根裏の物音に、
何者かが潜んでいるのではないかとおびえていた。特に誰も何も見つからないが、
やがて彼女は屋根裏で首をつって死亡する。警察には自殺として判断されるが、
現在、ナンシーの孫リズ(ブリー・グラント)がリリーたちを訪ねてくる。
当時発見された遺書が祖母の文字ではないと言うのだ。詳しいことを訊こうにも、
母のレイチェル(カリー・ケネディ/フランシス・フィッシャー)はそのことに傷つき、
あまり話してくれないと言う。リリーたちは再捜査を開始するのだが…。

今回はゲストがいつのも増して豪華であった。
被害者ナンシーを演じたエミリーは、「B&S」のレベッカの友達でトミーの不倫相手、
リーナだし、ナンシーの孫、リズ役のブリーは「HEROES」のダフネ役の子、
そして育ったナンシーの娘レイチェル役は「ザ・シールド」でダッチが好きだった、
リタの役の人でした。まるでGA並みの豪華さである。

さて。
才能は人を殺すのか。夫のダニエル(キース・クルーリス/ロニー・コックス)に、
まったく才能がなかったわけではないところに、悲劇があったように思う。
本当に才能がない人は、才能がある人との差に気がつかないから平気なんだけど、
だけど、ある程度できる人は、本当にできる人との差がわかってしまうから、
その努力では埋められない差の大きさに、絶望したくなってしまうのだ。

そのダニエルの(天才と比べると)優秀な凡人としての苦悩と言うのは理解するが、
だからと言って、周りを巻き込んでのこの所業は、許せるものではなかった。
手を貸したアネット(レン・キンガマン/ジューン・スキッブ)にしても、
容姿を含めたナンシーへの嫉妬が判断力を狂わせており、ダニエルとの組み合わせが、
悪い影響を互いに与え合い、歯止めが利かなかったのが悪循環だった。
ふたりの昏い欲望に幼かったレイチェルが一番被害を受けていたのが気の毒であった。
ナンシーが女で、ダニエルが男だったのが悲劇の始まりだったのかもしれない。
もし才能を持つのが男で、うらやむのが女だったら、こうはならなかったのかもしれない。
だからと言って、正当化のできることではまったくないですけれど。

一方チームの面々は。
ヴァレンズが入れあげてる理由はうすうす気づいていたけれど、やはりエリッサ
もう3シーズンも前のことなのに、まだ癒えない傷を抱えているヴァレンズ。
彼もそろそろ、エリッサの鎖から解放されてもいい頃だとは思うんですけどね。
そして久々に幸せの予感?のジェフリーズ。アップルパイは恋を結ぶのか。
気になります。そして来週は最終回。今シーズンはどんなエンディングとなるのかな。

オープニング曲:Crazy / Patsy Cline
エンディング曲:The End Of The World / Skeeter Davis
 

tag : コールドケース

コールドケース5 第16話 チャンス

Cold Case 5 #16 Bad Reputation

1997年。刑務所に強盗罪で12年服役してきたピート(ジョン・パイパー・ファーガソン)は、
景気を勤め上げて出所することに。彼は残る受刑者たちに足を洗うことを誓う。
きっかけは息子のピーティ(グレゴリー・ミクラク/ポール・ウェスリー)からの、
1通の手紙だった。ピートは息子に会いに行きたいという思いを告げるが、
間もなく何者かに殺されてしまう。そして現在。麻薬課のガサいれで、
切断されたピートの右手が発見される。ピートの指紋を使って悪さをしていたという。
リリーたちはピートの真実を見つけるため、再捜査を開始するのだが…。

今回は「ブラザーズ&シスターズ」のサラの元旦那、ジョーが被害者。
なんとも切ない話でした。ピートの本気を、結局誰も理解してくれなかった。
彼が必死になればなるほど空回りをしてしまって、まわりの誰もが、
彼をもといた世界へ連れ戻そうとしていた。そんな中で、ピーティの義父、
バーニー(ロブ・ネイグル)だけがピートの真実を見ていた。

直接的に殺したのはオリアリー(ゴードン・クラップ)だったけれども、
間接的にその引鉄を引いたのは、ピーティであり、息子のためにピートは、
自分の命を差し出したのかなと思うと、ラストは胸が締め付けられるおもいでした。
どうしたって人は、相手の人間をその歴史を込みで見るものだから、
ピートのように、前科のある人間を色眼鏡で見てしまうというところはあるだろう。
でも、彼のように、本気で更生した人にとっては、それが大きな枷となる。

バーでのオリアリーの態度を見て、ピーティは親父は臆病者と受け取ったが、
ピートのあの態度は、逆に大人であり、非常に勇気のある行動だったと思う。
あの場で怒りに任せてオリアリーを殴ることは簡単だったけれど、
それでは同じことの繰り返しだ。そうではなく、人は変われるのだ、
失敗してもやり直しはできるということを、彼は息子に見せたかった。
それでもその気持ちは伝わらず、「やんちゃ」こそが勇気であり大物であると、
思った息子の行動で、ピートの未来は破滅への道をたどり始める…。

最後にこれまで母親のジュールズ(ジジ・ライス)が息子に渡した、
父ピートの手紙の束が、彼の真実を見せてくれるだろうか。
あの中にかかれていた言葉を見ることはかなわなかったが、彼のその心が、
時を越えて息子とその家族に伝わったと信じたい。

さて。一方リリーだが…。あの麻薬課の刑事サッカルド(ボビー・カナヴェイル)と、
くっついたりしそうで心配なんですけど。リリーはあんまりヴァレンズとかほど、
いらついたりしないタイプなのに、サッカルドの行動のいちいちすべてに、
イラッとしていたのが、何かいやな幕開けのようで気になってしまった。
カイト、レイ、ジョセフときて、次はサッカルド? 幸せになれるのかなぁ…。
もう少し普通の理解のある男性を、ボスが世話してあげたほうがいい気がするんだけど。

オープニング曲:Santa Monica / Everclear
エンディング曲:Recovering The Satellites / Counting Crows
 

tag : コールドケース

コールドケース5 第15話 地下室

Cold Case 5 #15 The Road

2007年。ブレンダ(キャスリーン・マンロー)とデイビッド(ジェフ・ヘフナー)は、
婚約パーティーで幸せの真っ只中にあった。ところがそこにブレンダの車のライトが、
つきっぱなしだと言う連絡があり、ブレンダはプレゼントをとりがてら車に向かうが、
そのまま戻ってこない。心配をしたデイビッドが友人と一緒に駐車場に探しに行くと、
そこには血のついたブーケが落ちていた。現在。ウェストヴァージニア州から連絡があり、
ブレンダがいなくなった夜の駐車場で見かけた車が、盗難車として発見されたと言う。
ブレンダはすでに殺されているかもしれないが、なんらかの関係があると思われ、
リリーとヴァレンズが容疑者を受け取りにいくのだが…。

今回はいつものコールドケースとは違って、かなり緊迫感のあるエピだった。
これまでも何度か、生きている人を助けるために奔走するエピソードはあったけど、
(S3-6「キックボード」、S5-8「ゲーム」などS4-8「ホタル」、S3-23「ジョセフ」もその変形?)
基本的には迷宮入りとなった殺人の捜査なので、現在進行形の犯罪を止めるというのは、
このドラマでは珍しいケース。かつ、今回は容疑者が何人も出てくるのではなく、
ひとりの犯人(しかも自白)しかおらず、その証言を追っていく形だというのも初めて。

またこの犯人ジョン・スミス(デイモン・ヘリマン/フィールド・ケイト)が、
なんとも気味が悪くて…。森のジョージを思い起こさせるタイプの犯人だった。
例によって1時間のドラマ枠では、このジョン・スミスがどういった生い立ちで、
結果こういう犯罪を犯すような人間になったのかというのがわからないのだけど、
ただ、この人はおかしな人だと言うのでは、納得のいかない何かがあった。
支える手=信じる心を破壊しようとするその裏には、彼がまだ若い頃に、
自分の信じる心を折られたと言う経験があるのではないか。そしてだからこそ、
それを持っている被害者たちに憎しみを感じたのではないかと言う気がしたが、
どうだったのだろうか。

日も差さない真っ暗な地下室にひとり閉じ込められたら、一体どれくらいの間、
正気を失わずにいられるだろうか。ジョンの狙いは、被害者たちの心を壊すことで、
身体を壊すことではないから、食べ物飲み物は与えている様子だったが、
人間(生き物)は身体に栄養さえ与えていれば、生きていられると言うものでもない。
そんな中、絶望の底に落とされても、希望を失わずに助けがくると信じ続けた、
ブレンダは本当に強いひと。彼女が助かって、心からよかったと思います。
この出来事は彼女にとってトラウマ的な事件で、ここから心と身体の治療が続くけど、
愛する人の支えがあれば、きっと彼女はまた笑顔を見せてくれると信じています。

ところでここ最近、本当に近い事件が多いですね。この事件なんて、
(本国の放送では)1年前におきたものだ。事件が冷たくなる(迷宮に入る)のは、
結構早いんだなとびっくり。でも今回は近かったからこそ、助けることができて、
本当によかった。前に捜査した人たちが諦めなければ、もっと早く見つかったかもしれないが、
それでも結果オーライというところでしょうか。

今シーズンもあと3話。どんなシーズンフィナーレが待っているのかな。

オープニング曲:Umbrella / Rihanna
エンディング曲:Come Home / One Republic
自転車に乗るブレンダのシーンで、S2-15「ミスター・ウィルソン」のエンディング曲も
流れていましたね。詳しくは上記のリンクからどうぞ。

 

tag : コールドケース

コールドケース5 第14話 ピアノ

Cold Case 5 #14 Andy in C Minor

2006年。アンディ(ライアン・レイン)とカルロス(マイケル・デイビス)は、
校長室に忍び込む。ウォッカを見つけると、それを持ち出して寮に帰ることに。
学生仲間たちとパーティーを開くが、あまりにうるさいため校長が止めにくる。
あと1曲と許可を得て、学生たちは楽しむのだが、アンディはそのまま失踪してしまう。
現在。スティルマンのもとに聾学校から、置いてあるピアノに血液がついていると、
連絡が入る。調べてみると、倉庫中にアンディの血が残っているとわかり、
リリーたちは再捜査を開始するのだが…。

今回はなんだかやりきれなかった。
このシーズンでは日本人収容所の話であったり、この前のネオナチの話であったり、
差別と言うものを取り上げることの多いシーズンだが、今回の話は聾者の話。
そういう意図がなくても、健常者と障害者と言う言葉で、耳の聞こえる人と、
聞こえない人との間には垣根が作られているが、聞こえない人の側からも、
聞こえる人は違う世界の人と言う感覚があり、さらに聞こえない人の中でも、
人工内耳をつけている人は化け物と呼ばれるなど、驚くような垣根があるとわかった。

耳の聞こえない人が音を聞きたい、音楽ってどういうものなのか感じてみたい、
家族の声を、好きな人の声を聞いてみたいと思うのは自然の欲求だと思うが、
それを同じ聞こえない仲間たちから疎まれると言うのは、なんともつらい。
今回のケースでいえば、やはり内耳をつけても聞こえる見込みのない先天性のカルロスと、
病気で聞こえなくなった、内耳をつける適正のあるアンディ。あるいはアンディと、
カルロスと同様に先天性の両親だろうか。

どちらの世界に属するのか。
この意味するところは、片方に属するのであれば、もう片方は捨てねばならない。
かつ、もう片方の世界に踏み入れたとしても、結局そちらからも異端として見られる。
それを苦にして戻ってこようとしても、かつての世界からも異端としてはじかれる。
こんなことをいわれては、まだ若いアンディが混乱して悩んだのは当たり前だろう。
それでもまだ若いアンディは、希望を胸に立ち上がった。

アンディのお父さんが、それでもアンディの希望に胸をともしてくれたのは、
せめてもの救いだったと思う。そしてアンディにとって一番のあかりとなったのは、
エマ(コリーン・フォイ)の存在。最初は激しく反発しあった二人だが、
お互いに素直な心を開きあい、お互いにお互いが大切な存在へと変わっていった。
アンディが生きていられたなら、この二人がまずは自分たちの周りの世界から、
2つの世界を融合させる架け橋になれたかもしれないのに、残念としか言いようがない。

オープニング曲:SOS / Rihanna
エンディング曲:Look After You / The Fray

 

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コールドケース5 第13話 悪魔

Cold Case 5 #13 Spiders

1998年。タミラ(エミリー・ウォレス)は裁判所の外である青年と出会う。
青年トルイット(ジョニー・ルイス/ジャイロン・ガイ)はあだ名をスパイダーと言い、
世の中の蚊やハエを退治するために、蜘蛛が必要だからなのだとタミラに告げる。
裁判が終わったら、デートをしないかと言われ、タミラは住所と名前を教えるが、
その後、タミラの撲殺された遺体が発見される。現在。当時タミラの弁護士をしていた、
カーリー(マンディ・フルーンド)がコールドケース担当のリリーたちを訪ねてくる。
タミラを虐待していた父親スライ(ジェフリー・コームズ)がタミラの死後も、
タミラの母親の社会保障小切手を受け取っていたと言うのだ。さらにスライは、
里子に暴力を振るったときき、リリーたちは再捜査を開始するのだが…。

いやー、このエピは怖かった。
先週のエピが怒りを感じるものだとすれば、今週のエピは背筋が寒くなる感じ。
最初にトルイットが出てきたときから、ちょっと変な印象ではあったのだけど、
でもここまで話が飛んでいくとは思わなかったので、本当に怖かった。
タミラの手に残されたタバコの虐待のあとは、彼女が色の白い子だっただけに、
余計に目立っていて、痛々しく見えたのだけれど、トルイットの家に移って、
彼女が心に受けた傷は、表には見えないけれど、これよりひどかったのではないか。

一体、いつからトルイットがこういう思考に変わってしまったのかは描かれてなかったが、
エリオット(ジェイコブ・フィッシェル)の変貌ぶりはしっかりと描写されていて、
最初は彼もタミラと同じく、普通の印象の子だったのに、最後はすごかった。
レイアン(ダイアナ・スカーウィド)が言葉巧みにエリオットをあやつって、
彼にタミラを追わせたシーンはすごかった。人間、一番痛いところを突かれると、
やっぱりそれに反発して動いてしまうんでしょうね。それまでは疑問もさしていたのに、
その後のエリオットはまっしぐら。彼が衣装を変えていくシーンでは、
モノクロに挿す朱が血の色のようで、なんともグロテスクであった。

エリオットがすっかり染まってしまったのに比べて観てみると、同じく家にいた、
リンゼイ(ブリアン・デイビス/ジェイミー・デンボ)ははっきり言って小物。
過去のシーンでは積極的にリンチに参加したりはしていたけれど、それは思想と言うより、
それそのものを楽しんでいた印象だった。実際に現在のパートでの彼女は、
過去は遊びと言った捕らえ方しかしておらず、そこに罪悪感も何もなかった。
(罪悪感はエリオットにもなかったけれど)でも、こうして面白半分に参加するという、
その感覚も違った意味で恐ろしい。こういう人が今もいると言うのが怖いですね。
あんなシーンを4歳で見なければならなかったミゲルは本当にかわいそうだ。

さて。チームの側では、珍しいミラーのプライベートが出てきた。
今までも何度か、ヴェラたちが彼女を探ろうとして、子供が出てきたりはしてたけど、
あの子の父親の話題は今回がはじめてかな? 次回も彼は出てくるようなので、
そこで何か進展があるのだろうか。気になりますね。

オープニング曲:Someday / Sugar Ray
エンディング曲:Tonight, Tonight / Smashing Pumpkins

 

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コールドケース5 第12話 ジョン・ヘンリー

Cold Case 5 #12 Sabotage

1999年。家電安売り店での年末バーゲンの中、店員のカート(ライアン・ケリー)が、
仕事中に爆弾の爆発で殺される。現在。スポーツジムでロッカーが爆発して、
パイロットのジョン(ジェームス・フェリス)が腕を失う。他にも重軽傷者がおり、
99年の事件のほか、何件かおきていた爆破事件が同じ手口だと言うことで、
連続殺人事件として、再捜査を開始することに。手術が終わったパイロット、
ジョンの話によると、何者かが口笛を吹いていなくなったという。さらに聞き込みで、
オルゴールがロッカーの中に入っていたというジムの清掃員の証言を聞き、
そのオルゴールのメーカーに問い合わせをするのだが…。

今回の事件、どうでしょうね。
犯人のロッシリーニ(キム・コーツ)に起こったことは本当につらく不幸なことで、
その点に関しては大いに同情するけれど、彼のやったことはと言えば、
ただの子供の地団駄と変わらないように見えてしまった。
誰だって生きていればつらいことはあって、うまくいかないことは誰にでもある。
こんなに襲い掛かるように不幸なことが次々と起こってしまっては、
希望を失う気持ちはわかるけど、だからってこの犯行はどうなのだろうか。

リストラをされた。子供が死んだのも、もとをただせば、自分をクビにした、
シュミット(ジョン・ヒルナー)が悪い。それはそうかもしれないけれど、
だからって苛立ちに任せて彼を殺したら、娘のソフィアは戻ってくるのか?
痛みで泣いている娘がかわいそうだから、早くしてくれと看護師に文句を言った。
ところがその看護師ロデリック(クリス・バトラー)がちっとも協力的ではなく、
冷たい対応しかしてくれない。腹は立つだろう。でもだからってこの人を殺してどうなる?
店員のカートにしてもそう。柔軟な対応をしてくれない。金も返さない。
誠実さが見えない。腹が立つ。わかるけど、こんなアルバイトの店員の男の子に、
そんな勝手な判断をする権力はないんだし、仕方のないことだ。この子を吹き飛ばして、
天誅だと思って気分はすっきりするかもしれないけど、そうしたことで得るものは何?

ある意味ではロッシリーニにとって、これは復讐なのだろうけど、
それがまるで、無差別殺人と変わらないような勝手な理屈でまわっているため、
これは仕方なかったなと思えるものがまるでなかった。そして最後に、
弟のルーク(ティモシー・オムンダソン)の家族を彼は狙ったわけだけれど、
それは自分が家族を失ったつらさを思い知るがいいと言う、これまた勝手な理屈。
本当にぎりぎりヴェラとミラーが間に合ってくれてよかったと思う。

復讐は血に濡れた黒い鎖だ。ロッシリーニほど身勝手な理屈での復讐は、
そうはないかもしれないけれど、どこかで誰かが断ち切らないと、
永遠にその鎖はつながってゆく。どうにかこれで幕が下りてよかったと思う。

さて。秘密の(ばればれだったようだが)情事に幕を下ろすこととなったヴァレンズ。
もともとあんまりうまくいく相手でもなかったものね。よかったんじゃないかな。
ここにも警察官と検事の恋愛はうまく行かないという歴史が詰まれました(笑)。
それにしてもリリーもヴァレンズも、恋愛運がないよねぇ。これからどうなるのかな。

オープニング曲:Last Christmas / Wham!
エンディング曲:Apologize / OneRepublic

 

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コールドケース5 第11話 封筒

Cold Case 5 #11 Family 8108

1942年。日系人一家、タカハシ家では家族3人仲良く暮らしていた。そんなある日、
主人のレイ(イアン・アンソニー・デイル)は家の前に張られた張り紙に気がつく。
日系人収容所への案内だった。第二次大戦が終わったあと、レイは階段の下で、
遺体となって発見されるが酔っ払いに突き飛ばされての事故死と判断される。
現在、レイの娘バーバラ(パティ・ヤスタケ)がフィラデルフィア署を訪れる。
母のイヴリン(ミア・コルフ/キム・ミヨリ)に賠償金の小切手が届いたことで、
収容所のことを知ったと言う。母に笑顔を取り戻すために、父の死の真相を、
調べてくれないかとのことだった。リリーたちは再捜査を開始するのだが…。

久しぶりに今回のエピは号泣してしまった。
自分が日本人だからと言うのもあるのだろうけど、それを越えて今回の話は、
戦争と言うものの広げた傷と、その影響が大きくて、誰が悪いと言うのは、
一概にいうことの出来ない、複雑なエピソードだったように思う。
その一方で、こうしてアジア人が絡むとなると、どうにもビフォー・アフターが、
甘くなってしまうのが気になって仕方なかったのだが(前後で人種が変わってるとか)。

レイはすごく真っ直ぐな人だったのだなと思う。
いろいろと差別はあっても、自分の実力でそれを乗り越えてきた人だったから、
ビリー(デイビッド・ヒュン)にもその気持ちを受け継いでほしかったのでしょうね。
だけどビリーは絵を愛する心のやさしい子だった。もともと暴力とかは、
好むタイプではない。学校でいじめられても我慢をするタイプだったビリーだったが、
自分のために立ち上がるのを恐れてはいけないと言った父親のレイが、
収容所の衛兵ショルツ(トビー・ミューリ/ジョナサン・テリー)に馬鹿にされて、
おとなしくそれに従ったのが、若いからまだ理解できなかったのだろう。
ふたりはわかり合えないまま、別れてしまう。

母のイヴリンが父と息子がお互いを誤解したまま別れてしまったことを嘆いていたが、
別れたあとで訪れた和解を告げる、ビリーからの最後の手紙をきいたとき、
どうにも涙が止まらなかった。ビリーはちゃんと、レイの真っ直ぐな心を受け継いでいた。
そのこと自体は、イヴリンにとっても視聴者にとっても大きな救いだったろう。
それなのに、こんな形で二人に終わりが訪れたと言うのはあまりに悲しい。
またシンジさん(ロン・ユアン/ケオン・ヤング)との和解も胸に迫るものがあった。

ビリーの親友であったスキップ(ショーン・デイビス/ジェリー・ダグラス)にしても、
気の毒な思いを拭い去ることができなかった。彼がその若かった心に、
どれだけの傷を負ったのかというのも、想像するに難くない。
親友のビリーやその父親のレイのことさえも心が識別できなくなるくらいに、
激しい攻撃を真珠湾で彼は受けたのでしょうね。それでも彼には、
最後までタカハシ家の味方でいてほしかったけれど…。

ボスの退職騒ぎで、いなくなるはずはないと思っても、やっぱり心配してしまった。
今回、スキップを落とすことができたのは、彼と同じ経験を実際に踏んできた、
ボスならではの手腕だったと思う。これがリリーやヴァレンズだけでは、
たぶん落とせずに終わっていたのではないだろうか。チームのためにも、
今なお苦しんでいるVeteranのためにも、ボスにはこれからもがんばってほしい。

オープニング曲:Boogie Woogie Bugle Boy / The Andrews Sisters
エンディング曲:When The Lights Go On Again (All Over The World)/ Vaughn Monroe

 

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コールドケース5 第10話 掲示板

Cold Case 5 #10 Justice

1982年。大学の卒業式で、総代となったマイク・ディレーニー(ジャスティン・ハートリー)。
成績もよくボランティアなどにも参加する彼だったが、キャンパス内で銃殺される。
そして現在。マイクの墓があらされて、墓石にレイプ犯と落書きされたのを受けて、
リリーたちは未解決だったマイクの事件を再捜査することに。犯人の背丈が、
約160センチ前後だったとわかり、警察の記録を調べていたミラーが、
マイクをレイプの犯人として被害届を出していた女性とがいたことを見つける。
当時の手続きをした女性警官マギー(クリスティン・プロクター/ダイアン・ディレーノ)に
被害者のテシー(ニキ・ディローチ/ミシェル・グリーン)の話を聞くのだが…。

今回の事件、S5-2「指輪」を思い出してしまったので、みんなでやったのかなと、
早い段階で思ったのだが、実際に「正義(Justice)」を下したのは…。
このマイク、自分が頭もよくてスポーツもでき、またハンサムであると言うのを、
よくわかった上でそれを利用しての犯行というのが、どうにも許せなかった。
被害者の一人が言っていたが、彼ならばそんなふうに無理やりにしなくても、
女性を手に入れることなど難しくなかったはず。今シーズンのクローザー、
S4-3「許されざるゲーム」の犯人のように、ゲームだったのだろうか?

確かにわざわざ紙のバラを作ってこれと目をつけた女生徒に送ったり、
口説きの過程を楽しんでいる様子は見られたけれど、正直なところ、
彼が豹変したときのシーンが映っていたが、あのシーンを見る分には、
マイクが襲うことそのものを楽しんでいたようにはあまり見えなかった。
拒否されたことに激しく逆上しており、その部分については掘り下げられなかったが、
彼が女性を憎む原因となるような何かがあったのだろうかと考えてしまった。
もちろんだからと言って、こんなことを許すことはできませんが。

起こったことをなかったことにされる。本当に被害者たちはつらかったことだろう。
自分たちが悪いのではと言われてしまっては、もう泣き寝入りするしかない。
そんなことは起こらなかったと、自分たちにさえ思い込ませて前へ進む。
同じ悩みを持った被害者が他にもいると知ってしまったことで、
この事件は起こったのだろう。殺人を是とはしないが、それでもこの事件、
起こるべくして起こってしまったと言う感が否めない。

そしてそれを感じたからこそ、リリーも普段だったら絶対にしないことをやり、
ジェフリーズやヴェラも、気づかないふりをした…。いつもならば事件解決後に、
関係者の下に被害者が現れることが多いのだが、今回の事件に関しては、
事件を乗り越えたもともとの被害者たちではなく、警察側に現れたマイク。
次のレイプ被害者がこれ以上増えなくて済んで、よかったと思う。

ところでヴェラは5時まで男に変身? 前はしょっちゅう合コンとかしてて、
帰りが遅かったりしたかと思うけど、トニとアンドレのために、
家族団らんか~。アンドレも冷やかしたり文句を言ったりしながら、
ヴェラのことを認めてあげてるんでしょうね。ほほえましいわ。
そしてボス。なんだか気になることを言っていたけれど、やっぱり彼がいないと、
チームは寂しい。早く戻ってきてほしいな。

オープニング曲:Space Age Love Song / A Flock Of Seagulls
エンディング曲:Save A Prayer / Duran Duran

 

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コールドケース5 第9話 ドレス

Cold Case 5 #9 Boy Crazy

1963年。ある高校にサム(リンジー・ゴッドフリー)という生徒が転校してくる。
からかおうとしたレッド(ジョン・パトリック・ジョーダン/ウィングス・ハウザー)は、
サムが男子の格好をしているが、女子だと言うことに気づき、みんなの前で馬鹿にする。
その後、サムは公園の湖畔でドレスを着て亡くなっているのが見つかるが、自殺と判断される。
現在。アルコール中毒の男性がやってきて、自殺となっていたサムが本当は、
殺されたのだと話をする。それを聞き、サムの鑑識結果を確認したチームは、
肺に水が入ってなかったということを知り、死んだあとで湖に投げ込まれたと断定する。
リリーたちは再捜査を開始するのだが…。

昔と変わったとはいえ、今でさえ性同一性障害の人たちにとっては、
けしてまだ、いきやすい世の中とはなっていないのに、40年も昔であったら、
どれほど大変だっただろうか。病気であるとみなされたと言うのだが、
神様が間違えてしまったのだから、人間がどうこうできるような話ではないのに、
それを治療と称する電気ショックを与えたり、少女(少年)たちにとっては、
何も悪いことをしていないのに、本当につらかっただろうに…。
亡くなったサムだけではなく、あのとき一緒にいたほかの少女たちが生きていたならば、
彼女たちの話も聞いてみたかったけれど…。

また年代が高校生だったと言うのも、問題が大きくなった大きな理由に思える。
一番回りの目が気になる頃だし、人と違うと言うことがいじめに直結する。
ある程度大人になってきてはいるけれど、本当の大人ほどの判断力はないので、
危ない判断をしてしまうし、本人たちも真っ直ぐな年頃なだけに、
その反発力も大きい。ああいう中にあって、それでも純粋さを失わないサムは、
まるで水晶のように透明で、それだけに切なさが募った。

ドム(ジョナサン・ケルツ/デイヴィッド・セルビー)がしてしまったことは、
確かに殺人ではあるけれど、「ミリオンダラーベイビー」を思い起こさせるような、
単純に「殺人」と割り切って考えるのは難しいものだったように思う。
途中、サムを突き放してしまったドムの悲しい形での贖罪だったのだろうか。
最後にサムの心を横切ったのがどんな想いだったのか、それを聞いてみたかったけれど…。

ヴァレンズをかばったボスが、代わりに30日間の停職。こんなふうに、
部下をかばって代わりに罰を受けてくれるような上司ってめったにいないので、
ボスの男気には改めて惚れ直してしまった。これをきっかけとしてヴァレンズには、
さらにいい刑事になってほしいけど、彼は変なところで熱いからなぁ。
あの検事がらみで、これ以上問題を抱え込まないでくれるといいのだがどうなるか。

オープニング曲:He's A Rebel / The Crystals
エンディング曲:Everybody Loves Me But You / Brenda Lee
愛が微笑む時」の名曲も使われていました。
Walk Like A Man / Frankie Valli & The Four Seasons

  

tag : コールドケース

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