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加藤健一事務所 第84回公演 「バカのカベ」

バカのカベ ~Le Dinner de Cons~
(2012年11月15日~12月2日 下北沢本多劇場)

 

パリで出版社を経営するピエール(風間杜夫)は友人たちと毎週火曜日に、
持ち回りでバカをパーティーに招待して、笑いものにすると言う遊びをしていた。
今週はピエールの番で、フランソワ(加藤健一)という税務署勤めの男を、
ゲストとして招待する予定だった。ところがその日にバスルームで転びそうになり、
ぎっくり腰になってしまったピエールは、パーティーをキャンセルすることに。
妻のクリスティーヌ(日下由美)にそんな悪趣味なパーティーはやめるようにと、
散々いわれたピエールだが、無視をしたため、クリスティーヌはピエールを置いて、
出かけていってしまう。そこにフランソワがやってきて…。

前回の「シュペリオール・ドーナツ」から一転、軽いコメディ。
やっぱり加藤さんの劇団では、思い切り笑わせてくれるコメディが好きなので、
本当に嬉しいことだけど、今回はフランスものということで、
今までのとはちょっと雰囲気が違いましたね。かなり笑いましたし、
おもしろかったんだけど、レイ・クーニーの作品とかに比べると、
ちょっと哲学っぽい感じがしました。私はどちらかというと、
思い切りはじける、クーニー系のほうが好きかも。

この作品では、やっぱりイノセントなバカを演じる加藤さんが秀逸。
ピエールをして、「ワールドクラスのバカ」と呼ばせるフランソワ。
真面目で一所懸命だから、こんなふうになっちゃうんだろうけど、
やることすべてが裏目に出る辺り、狙ってやったのかと思えるほどで、
むしろすごいですよね。ひとつのことに本気になってしまうから、
肝心なことを忘れてしまって、話がどんどんずれていってしまう。
でも、こんな姿を見ていると、彼をおかしいと思っている自分のほうが、
むしろ変なんじゃないか、すれているんじゃないかと思わせる何かが。

ルブラン(新井康弘)もクリスティーヌも、フランソワがそれと知らないのに、
話していてしばらくして、「ああ、この人が例の…」とわかるところが、
うまく笑わせるところでした。フランソワが真面目にやればやるほど、
騒動が大きくなっていくのは、もはや芸術の域ですね。
そしてその期待を裏切らない見事などたばたぶりだったかと思います。

今回ものすごく印象に残ったのは、マルレーヌ役の加藤忍ちゃんともうひとり、
シュバル役の清水明彦さんでした。
この二人の濃いキャラがなかなかに、場を盛り上げていましたね。
ある意味主役のお二人よりも、おいしい役どころだったかもしれません。

舞台の途中、マルレーヌのウィッグが取れてしまうシーンがあったのですが、
あれは演出だったんでしょうか、それともアクシデント?
そのあとでマルレーヌが落としたウィッグを探すシーンがあったから、
やっぱり演出だったのかなぁ。そこがちょっとわからなかったです。

前回の舞台を見に行ったときもそうだったのですが、たまたま今回も、
コミック・ポテンシャル」や「川を越えて、森を抜けて」に出演していらした、
小山萌子さんが見にいらしている回でした。背が高いので、目立っていましたね。

さて、次回は二人芝居でのラブコメとのこと。
「八月のラブソング」という舞台のようです。見たことのない舞台なので楽しみ。
共演は戸田恵子さんです。

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まとめ【加藤健一事務所 第8】

バカのカベ 〜Le Dinner de Cons〜(2012年11月15日〜12月2日 下北沢本多劇場) パリで出版社を経営するピ
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