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加藤健一事務所 第86回公演 「モリー先生との火曜日」

「モリー先生との火曜日」
~Tuesdays with Morrie~

(2013年8月13日~8月21日 下北沢本多劇場)

 

ミッチ・アルボム(加藤義宗)は大学時代に生涯の恩師となる教授、
モリー・シュワルツ(加藤健一)に出会う。社会学の授業を通して、
絆を深め合った二人だが、ミッチの卒業後、モリーへの連絡は途絶え、
二人の関係はそのまま終わったかに思えた。スポーツジャーナリストとして成功し、
多忙な日々を送っていたミッチは、ある日テレビをつけたときに、
モリーが出演しているのに気づき、番組を視聴する。
その中で、彼がルー・ゲーリック病で余命いくばくもないと知り、
彼の元へと駆けつけるのだが…。

2010年の公演の再演ですね。(前回公演の記事はこちら)
ただ今回は、ミッチ役は高橋和也さんから義宗くんへとバトンタッチ。
とても気に入っていた舞台なので、再演は本当にうれしい限り。
役者さんの変更については、半々でしょうか。ものすごーく正直なことを言うなら、
高橋さんのほうがこの役にはあっていたように思います。
義宗くんの技量とかではなくて、単純にまだちょっとこの役を演じるには、
人生経験が少し足りないのかなという印象を受けましたが、
そのフレッシュなところが、また別の魅力でもありました。

今回、改めてこの舞台を見て、今年、私も(この舞台の中での)
ミッチと同い年になるということもあり、そしてまた、
この1年弱の間に大切な家族を立て続けに失ったということもあり、
初演のときに思ったこととは、少し違う感情を抱いた部分もありました。
それでも一番胸に迫ってくる思いというのは変わらず、
やはり普遍的なテーマを扱っているのかなと改めて思いました。

死は生を終わらせるものであって、関係を終わらせるものではない。
築かれた友情や愛情は、相手がこの世からいなくなってしまっても、
けして消えるものではなく、その胸の中に生きつづけるもの。
そうはわかっていても、なかなか大切な人を失った痛みは消えない。
それでもその痛みは、懐かしいあたたかい思い出をもつれてくる。
失うことを恐れて、愛する人を探すことをあきらめてはいけない。
なぜなら、それこそが人生を豊かにする糧だから。
なぜなら、愛はそれだけで完結しているから。

モリーは年齢が上ではありますが、子供心を忘れていない人ですね。
上から話をしたりはしない。年齢を重ねた分だけ、
優雅になっているように思います。
人間、サボれるうちにサボっておいたほうがいいのさ。
教師の言葉ではないですよね。でも、それが心に沁みる。
適当にやってる人はそうじゃないのかもしれないけど、
必死にがんばってる人は、いつだって肩に力が入って、
擦り切れそうになってもがんばってる。そんな姿を見たら、
たまには力を抜いてもいいと、そう彼は言いたかったのかもしれません。

ところで、舞台が跳ねたあと、ロビーで義宗くんが生演奏をしてくれました。
しかし、私はチラシの貼ってある側にいて、義宗くんとは気づかなかったのである。
彼が演奏を終えて挨拶したときの声で気づいて、ものすごく後悔!
これから見に行かれる皆様は、舞台挨拶が終わったあと、
すぐにロビーの正面で待つことを勧めます。

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テーマ : 演劇 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

こんにちは

お久しぶりです。
「モリー先生」、観に行かれたのですね。
私はあの猛暑の中、出かける気になれず、夏の間はじっとしていました。
私も高橋和也さんの演技がよかったので、息子さんであっても、配役を知ったとき、ちょっとがっかりしました。
でも、こうやって息子さんも成長していくんですよね。
同じ舞台に立つことで、お父さんからいろいろなことを学べると思います。
共演することは大切ですよね。
お父さんからたくさん学んで、いい役者さんになっていくと思います。

ところで、息子さんがロビーで演奏したそうですが、何を演奏したのですか?
聞いてみたかったです。

tomatoさんへ

こんにちは。こちらこそご無沙汰しています。
私はこの作品はどうしてもスキップできず、具合が本調子でないにもかかわらず、嬉々としていってまいりました。

役としてのフィット感は、やはり私も高橋さんのほうが上のように感じました。基本は変わっていないはずなのですが、ミッチという役から受ける印象が少し変わりましたね。高橋さんの透明な硬さとでもいうのでしょうか、それは義宗くんにはなかったかな。もう少し今の子の印象がありましたね。でもやはり親子、息はぴったりでしたよ。

彼が演奏した曲はなんだったんでしょう? 私が余り音楽には詳しくないので、何かはわかりませんでしたが、役者さんの生演奏というのは贅沢ですよね。リラックスするようなジャズの曲だったように思います。素敵でしたよ~。
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