スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

加藤健一事務所 第89回公演 「請願~核なき世界~」

「請願~核なき世界~」 The Petition
(2014年6月4日~6月17日 下北沢本多劇場)



ロンドンで暮らす夫婦、エドムンド(加藤健一)とエリザベス(三田和代)。
二人は水曜日の朝、リビングルームで新聞を読みながら朝食を取っていたが、
エドムンドは新聞の中に核兵器反対運動の請願広告が載っていたことに腹を立てる。
その名前を読み上げていると、中に妻のエリザベスの名前があることに驚き、
エリザベスを責め立てる。核兵器推進派のエドムンドは、元陸軍大将である自分の妻が、
反対派に名前を連ねているなんて、笑いものになるというエドムンドだが…。

久しぶりの加藤さんの公演です。
この作品、タイトルとチラシでいただいていたあらすじから予想していた、
硬い社会は作品とは一風違っていました。
物語の前半である重要なことがわかるのですが、その話が出てくるまでは、
かなり軽妙なやり取りが多く、内容は重いのにもかかわらず、
しっかりと笑わせるあたり、やはり加藤さんの事務所の舞台です。

やはり私は日本人なので、エリザベスと同じように、
核兵器については反対の立場ですが、保持するという点については、
(日本が持つべきだとは思いませんが)危険な国が保持している以上、
対等な立場で話をする土壌に立つためには、もっている必要があるという意味では、
エドムンドの説に賛成しています。微妙にダブルスタンダードにもなりますが、
銃を持って振り回している相手を説得するためには、
こちらも同じだけの武力を持っていなくては、なかなか難しい気がするからです。
ただし、持つだけであって、使うことはあってはいけないと思っています。

でもこれって、その人のポリシーというか、信念がかかわることですから、
なかなか人と議論するのは難しいトピックだと思います。
政治と宗教の話はするなというとおり、非常にタッチーな話題ですよね。
半世紀も結婚生活を続けてきたエドムンドとエリザベスでさえも、
お互いに引かずに、かなり深いところまで切り込んでいました。

未来を残しておくということ。
私たちはみんな、地球に仮住まいをさせてもらっていると思えば、
その場を汚したり、壊したりするということは、あってはならないことだと思います。
その精神をみんなで共有できるかどうかが、未来の子供たちへ、
残しておけるものを決めることになるのではないでしょうか。

この年になってくると、さすがにいろいろなことを考えるようになります。
死を意識するようになってきますし、それを考えるようになると、
どのようにして自分の人生をこれから生きていくのかとか、
何が周りのためにできるのかとか、そういったことを考えます。
自分が、ではなくて、自分以外の人たちのことが視界に入ってくる。
そうしたときに、やっぱり破壊の力は、禁忌の力かなと思います。

戦争は人間が人間である限り、なくなることはないでしょう。
でも、昔の戦争と違い、今の戦争は、その指令を出す人たちには、
遠い世界のことで、目の前で自分も傷つき、人が傷つくのを見ないので、
ヴァーチャルになりつつあるような気がします。
人に起こることは自分に起こることと同じことなのだと、
みんなが思えるようになればいいなと、理想論と知りつつも願わずにはいられません。

開場の少し前に劇場にいったのですが、なんと加藤忍ちゃんがいらしていました!
今月の末に3日間(6月26日~28日)、コンサートをするということで、
チラシを配りに来ていました。劇場の中から出てきた瞬間に、
ぱーっと周りが明るくなるような感じで、本当にかわいくて。
顔も小さいし、細くてスタイルがよくて、たとえ彼女が女優さんではなくても、
電車の中とかで見かけたら、ガン見してしまうだろうと思うほど、
きらきら輝くオーラがあります。大変ご迷惑だっただろうと思うのですが、
せっかくの機会だったので、ずうずうしく写真も一緒に撮っていただきました。
あと高畑こと美さんもいらしていましたよ(たぶん彼女だったと思います)。

忍ちゃんのコンサート情報は下のチラシをご覧くださいませ。
私は木曜日で予約しました。楽しみです♪

shinobu concert
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 演劇・劇団 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

こんばんは

お久しぶりです。
加藤健一さんの舞台にも最近はご無沙汰続きです。
うちのほうにも、また来てくれると嬉しいのですが。

核兵器が出てくる話でもちゃんと笑わせるなんて、さすがは加藤さんですね。
あー、見たかったなあ~。

今、世界は何となくこわ~くなってきているような。
日本も何となくこわくなってきていますよね~。
核兵器は昔の武器と違って、一度使ったら、人類まで終わっちゃうような武器ですから。
戦争なんて、ワールドカップみたいにゲームで決着をつけて、あとは握手して終わりにできたらいいのに。
子供じみた考えですが、高~い空の上から見たら、人間の争いごとなど、本当に馬鹿みたいに見えるでしょうね。

加藤忍さんと写真をとったそうですが、よかったですね~。
コンサートもあるのですね。
いろいろなかたが出演されるようで、楽しそう。
また感想を読ませてくださいね。
楽しみにしています。

tomatoさんへ

tomatoさん、こんばんは。ご無沙汰しています。

今回の加藤さんの舞台、重いかなぁと思って、少し心配していたのですが、やっぱり加藤さんの舞台でした。本当に楽しくて、それでいて考えさせられる、とても素敵な舞台だったと思います。
やっぱり3.11の出来事は、私たち一人ひとりの気持ちを変えてしまいましたよね。今まで考えずにいられたことを、考えるようになってきましたし、そうでなくてはいられなくなったように思います。
tomatoさんのおっしゃるように、スポーツで全ての決着をつけられたなら、全世界のためにも、とてもいいことだと思うのですが、やっぱり難しいんでしょうね。

ちなみに、次回の舞台は、「コミック・ポテンシャル」の作家の方の舞台ということで、こちらも期待しています。中身はチラシでちょっと見るところによれば、「転校生」のような内容のようですが、どうでしょうね。

加藤忍ちゃんは、本当にかわいくて、大変失礼ながら、もういつまでも見ていたいくらいでした。たぶん、一緒に写真を撮ってくださいとか(忍ちゃんひとりの写真でも私は全然OKだったんですけど)、本当はご迷惑だっただろうと思うのですが、とてもやさしく対応いただいて、本当に感謝しています。ダンスや歌もお上手な忍ちゃんですから、コンサートもきっと素晴らしい出来なのだろうなと期待しています。あと、舞台と違って、トークもきけると思うので、役者さんたちの素の姿を見るのも楽しみです。

こちらもまた、あとでレポートあげますね!

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。